
タワークレーンの支柱(マスト)の色は、建設会社によってそれぞれ違う色をしています。色の種類は大きく分けて、グレー・シルバー系、オレンジ系、黄色系、緑系の4パターンがあり、このうち大林組は色鮮やかでインパクトのある「パッションオレンジ色」の支柱(マスト)をタワークレーンに使用しています。ちなみに大林組の現場作業着の色もオレンジ色です。
建設会社により支柱の色が異なるのに対し、ジブ(腕)の塗装には使う色と塗り方の決まりがあります。これは昼間障害標識と呼ばれるもので、昼間に航行する航空機の安全を確保するため、高さ60m以上のものには赤・黄色・白の組み合わせによる塗色、旗または表示物で存在を示すように定めています。タワークレーンの場合は、ジブ(腕)を先端から黄赤と白の順に交互7等分に塗色する決まりになっています。