夜になり、タワークレーンや高層ビル・鉄塔などの頂上で赤く光っているライトは「航空障害灯」と呼ばれるものです。このライトには「夜間における航空機の航行の安全を確保する」といった目的があり、航空法によって設置することが定められています。
航空障害灯の設置基準は、法律により「高さが60mを超える建物」と定められていましたが、近年では高層の建築物が急激に増加したことや、都市景観の向上、省エネなどのために基準が緩和されて、設置義務のあるライトの数が減ったり、ライトアップ(イルミネーションを含む)による代替ができるようになりました。