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DICTIONARY用語集

GHG(または GHGプロトコル) じーえいちじー

GHGとは、Greenhouse Gasの略語です。日本語では「温室効果ガス」と訳されます。

温室効果ガスとは、二酸化炭素(CO2)やメタン(CH4)、一酸化炭素(N2O)など、「大気中の熱を吸収する性質のあるガス」のことをいいます。

大気中の温室効果ガスが増加すると、地表付近の温度が上昇し、地球温暖化につながります。

GHGプロトコルとは

GHGプロトコルとは、温室効果ガス(GHG)の排出量を算定し、開示するうえで参照される国際的な基準です。「持続可能な開発のための世界経済人会議(The World Business Council for Sustainable Development:WBCSD)」と「世界資源研究所(World Resources Institute:WRI)」によって設立された機関が開発した基準であり、日本でも多くの企業がGHGプロトコルに沿ったGHG排出量を開示しています。

GHG排出量は、活動量(生産量・使用量・排出量など)に排出係数をかけることで算出され、地球温暖化係数をかけてCO2相当量に換算されます。2022年度の日本のGHG排出量は約11億3,500万t。2021年度比で2.5%、2013年度比で19.3%の減少を達成。全体ではエネルギー消費量が減少したと考えられます。

GHG排出量の抑制には、パリ協定のもと、各国や企業単位で取り組みが行われています。日本では、地球温暖化対策の推進に関する法律「地球温暖化対策推進法(温対法)」に基づき、温室効果ガスを相当程度多く排出する者(特定排出者)に、自らの温室効果ガスの排出量を算定し、国に報告することが義務付けられています。

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