SUPER・RIB(スーパーリブ)工法

大型自立山留め壁工法

OWS工法の技術を効果的に組み合せ、T字型の地中壁を連続的に構築したもので、高耐力、高剛性を有し、地下掘削工事の際、この地中壁体が自立安定し、大規模平面地下空間が確保できる自立山留め壁です。スーパーリブを用いることにより、無支保工のオープンスペースが可能となり、省力化構工法を取り入れた効率的かつ安全性の高い地下工事を地上感覚で施工できる工法です。

特長・効果

1.大深度対応型自立山留め壁

●山留め壁としての耐力、剛性が高く、地盤条件により 根切り深さ20m程度の自立山留めが可能です。
●本体構造(地下外壁、耐震壁、杭、柱、梁)を兼用できます。
●敷地の有効利用が可能です。

2.地上感覚での地下工事

●地下に無支保工のオープンスペースが確保できるため、どこからでも自由にアプローチが可能です。例えば、複数の工区の中で掘削工事、コンクリート工事などの異工種とのラップ作業を効率よく進めることができます。
●重機の移動、揚重が自由にできるので、安全で合理的な作業計画を立てられます。

3.省力化構工法の取入れ

●支保工なしの広々としたオープンスペースが誕生し、地下工事の型枠のPC化、鉄筋のユニット化などが可能となり、合理的な地下工事も実現できます。

4.合理的な設計

●あらゆる地盤の自立山留めに適用でき、道路や河川などの周辺地盤に影響を及ぼさない安全な山留め計画が立てられます。
●地下平面の形状や大きさに制限がなく、地下構造物の有効利用が図れます。
●土圧が作用する山留めや、アンバランスな土圧分布の敷地にも適用できます。

5.地中障害物への対処

●重機が自由に稼働できるため障害物撤去作業が容易にできます。

工事実績

キヤノンMJ幕張ビル(旧:キヤノン販売幕張本社ビル)
リバーサイド隅田セントラルタワー
晴海アイランドトリトンスクエア(オフィスタワーW・Z棟、複合商業施設)
赤坂Bizタワー

「SUPERRIB」「スーパー・リブ」は大林組の登録商標です。