スリップフォーム工法

各種コンクリート構造物を自由な形状で高精度に施工する工法

スリップフォーム工法は、型枠(FORM)をジャッキで押し上げ、滑らせて(SLIP)上昇させながら、連続的にコンクリートを打設していく工法で、RC塔状構造物の施工に適用されています。
当社が保有している「NEWスウェトー・システム」は、高さとともに平面形状や壁厚が変化する自由な形状の各種コンクリート構造物を短期間にローコストで、しかも高精度に施工可能です。施工中の各操作やあらゆる情報の計測、管理を自動的に行う高度なメカニズムを備え、1,000mもの高さのタワーも建設できます。この工法は、高品質のコンクリート構造物を実現し、そのメリットと施工精度の良さから、国内外を問わず多くの実績があります。

特長・効果

1.大幅な工期の短縮

●1日の施工上昇速度は、気象条件、セメントの質、鉄筋量などによって異なりますが、通常2〜8mです。これは在来工法に比べ、飛躍的なスピードアップといえます。例えば高さ200mの煙突を施工する場合、約40日で完了という大幅な工期短縮が実現します。

2.経済的な工事費

●施工速度の大幅アップによる工期の短縮や、手作業を削減し自動的に施工をコントロールできる装置が、労務費、管理費、各種機材費などを低減します。

3.高品質の構造物

●各種センサーを駆使した自動計測、自動制御により、高精度で、打継ぎがなく連続した、高品質のコンクリート構造物を建設できます。

4.万全の安全体制

●すべての作業は、工法装置とともに上昇する安全な作業床上で行われます。また、物の落下や作業員の思わぬ事故を防ぐために、工法装置には、外部全周および内部全面に落下防止の設備がなされ、万全の安全体制をとっています。

Newスウェトー・システム
Newスウェトー・システム
精度管理システム
精度管理システム

工事実績

大阪市都市環境局舞洲スラッジセンター
舞鶴発電所(1号機)のうち貯炭サイロ(3基)
東京スカイツリー®
ケワラムオフィスビル