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オンサイトPPA
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オンサイトPPAグリーンエネルギーの利用機会を広げる

オンサイトPPA
カーボンニュートラル実現へ向け再エネの主力電源化が進められている一方、電気を使用する需要家も、グリーンな電力を選んでつかいたいというニーズが高まっています。
電気をつかう場所から、つくる場所へ。自家消費型太陽光発電(PPAモデルなど)が注目されています。

PPAとは

PPA(Power Purchase Agreement)とは、PPA事業者と電力の使用者である需要家との間で締結する電力売買契約のことです。

このうち、PPA事業者が、需要家が所有する建物の屋根などのスペースの提供を受け、電力を消費する施設と同一敷地内に発電設備を設置し、発電した再エネ電力を需要家に供給するとともに発電設備の運用・保守を行う仕組みをオンサイトPPAといいます。

顧客への再エネ電力供給に向けて

顧客への再エネ電力供給に向けて

大林組は、これまで、再生可能エネルギーで発電した電力は、FIT制度(固定価格買取制度)により、一定期間の間、送配電事業者(電力会社)に売電してきました。

一方、カーボンニュートラルへの機運がますます高まる中、需要家が使用電力を再エネ電力に切り替えるニーズが急増しています。

2023年3月、大林組では、第一号案件として、大林グループ会社間でオンサイトPPAによる電力供給を開始しました。

この事業では、再生可能エネルギー事業会社の株式会社大林クリーンエナジーがPPA事業者となり、木造作工事などを手掛ける株式会社内外テクノスの新工場(埼玉県ふじみ野市)の屋根上に太陽光発電設備を設置し再エネ電力の供給を行います。重量物である太陽光パネルの設置場所が木トラス構造の工場屋根上となるため、構造耐力面に配慮しながら、想定される電力需要に沿って設計した最適なシステムを導入しました。

内外テクノスの新工場では、発電した電力を工場や併設する事務所で最大限利用し、発電量が上がりにくい朝夕や雨天、あるいは夏季や冬季など電力需要が供給量を上回るような場合には、小売電気事業者から不足分の電力供給を受けることで需要をカバーします。一方、休日などで余剰電力が生じた場合は、FITで売電します。

内外テクノス本社工場(完成予想図)

内外テクノス本社工場(完成予想図)

PPA事業は、需要家にとっては、脱炭素化、長期安定的な電力確保やレジリエンスの向上(停電時の電力耐性強化)に加え、初期費用がかからないといったメリットがあります。一方、大林組にとっても、グリーンエネルギー事業の領域拡大やお客様の脱炭素化のサポートなどに資する事業であり、積極的に取り組んでまいります。

事業紹介

大林組のグリーンエネルギー事業と実証中の
取り組みを紹介します