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風力発電
つくる、
とどける

風力発電陸に、海に、吹き抜ける風から電気をつくる

風力発電
自然の風のエネルギーを電気エネルギーに変えるのが風力発電です。
風力発電は、発電の際に温室効果ガスの一つであるCO2を排出しないことから地球に優しいクリーンな発電方式として高い注目を集めています。

風力発電とは

風力発電は、自然の風の力を受けて風車を回し、風車が回転する運動を発電機に伝え、電気を起こす発電方法です。

風力発電機は、風向きや風速を測定し、羽根(ブレード)の角度や風車の向きを自動的に調整できる機能を有しており効率的に発電することができます。

近年では陸上での風力発電に加え、四方を海に囲まれている国土の特長を活かした洋上風力発電の導入促進が期待されています。

大林組の風力発電

2017年11月に最初の陸上風力発電所として営業運転を開始した三種浜田風力発電所(秋田県)に続き、2022年4月に上北小川原風力発電所(青森県六ケ所村)が営業運転を開始しています。
また、洋上風力発電では、2023年1月に全面運転を開始した、国内初の商業ベースでの大型洋上風力発電事業となる秋田港・能代港洋上風力発電事業にも参画しています。その他、複数の海域で事業化の検討を行っています。
風力発電事業は、プロジェクトの工程に沿って対応しなければならない項目が多種多様にわたります。
例えば、陸上風力発電事業の場合、候補地の選定、風況調査、風車配置検討、環境アセスメント、FIT認定(発電設備の法令適合)、電力会社との接続協議、開発許認可に関わる行政協議、地権者との用地交渉、自営線のルート調査、風車選定、設計および施工計画策定を行い、事業性確認を経て、資金調達、建設、運転開始、保守運営へと進みます。
これらの課題に対応するためには、環境、法務、建設、不動産、調達、財務など幅広い専門的知識が求められるだけではなく、地元の理解も得ながら事業を前進させていくことが欠かせません。
大林組は、自社の強みである各専門部門の知見とノウハウ、建設事業で培った事業に関わる関係者をまとめあげるマネジメント力を発揮し、風力発電事業を推進しています。

陸上風力発電

秋田県山本郡三種町
三種浜田風力発電所
大林組の陸上風力発電第1号
三種浜田風力発電所
定格出力・規模等
約6MW(1.99MW×3基)
稼働開始時期
2017年11月
青森県上北郡六ケ所村
上北小川原風力発電所
上北小川原風力発電所
定格出力・規模等
約20.4MW(3.4MW×6基)
稼働開始時期
2022年4月
上北小川原風力発電所

他社と共同開発したウインドリフト®工法による風車の組み立て状況(2021年9月)

洋上風力発電

秋田県秋田港・能代港港湾区域
秋田港・能代港洋上風力発電所
秋田洋上風力発電株式会社に共同事業実施者として参画
秋田港・能代港洋上風力発電所

能代港洋上風力発電所側(写真提供:©Akita Offshore Wind Corporation. All Rights Reserved.)

定格出力・規模
約140MW
発電形態
着床式洋上風力
秋田港・能代港洋上風力発電所

秋田港洋上風力発電所
(写真提供:©Akita Offshore Wind Corporation. All Rights Reserved.)

定格出力・規模等
約54.6MW(4.2MW×13基)
稼働開始時期
2023年1月
秋田港・能代港洋上風力発電所

能代港洋上風力発電所
(写真提供:©Akita Offshore Wind Corporation. All Rights Reserved.)

定格出力・規模等
約84MW(4.2MW×20基)
稼働開始時期
2022年12月
秋田港・能代港洋上風力発電所

基礎工事現況(2021年7月):SEP船(自己昇降式作業台船)による大型鋼管杭(モノパイル)の海底地盤への打設

風力発電の事業化を支える施工技術や機械

ウインドリフト工法の開発

ウインドリフト工法の開発

調達先が少ない超大型クレーン(1200t級)に代わるリフトアップ装置。今後のさらなる風車の大型化にも対応した施工技術。

関連情報:ウインドリフト®

スカートサクション工法の開発

スカートサクション工法の開発

洋上風力発電のための環境に優しい高性能な基礎工法。 杭基礎構造では施工が困難な岩盤が浅部に出現する海域でも強固に固定。

関連情報:洋上風車基礎「スカートサクション」を実海域で1年間にわたり設置し実証(2021年8月19日付)

SEP(自己昇降式作業台船)の建造

事業紹介

大林組のグリーンエネルギー事業と実証中の
取り組みを紹介します