Giken便り

2023/02/22

公民連携の循環経済(サーキュラーエコノミー)構築に向けた 「静岡DACプロジェクト」が始動

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大林組は、静岡市、タケ・サイト株式会社、鈴与商事株式会社、三菱商事建材株式会社の5者で「静岡DACプロジェクトの実現に向けた連携に関する協定書」を2023年1月31日に締結しました。
本プロジェクトは、脱炭素社会の実現に向けて、コンクリート産業の廃棄物である生コンスラッジ(*)を用いて大気中の二酸化炭素を直接回収する技術(DAC)を活用し、炭酸塩を生成し、カーボンネガティブなコンクリートの材料や、多種多様な用途で使用されている工業用炭酸カルシウムの代替品として利用できるよう技術開発を進める取り組みです。
大林組は、低炭素型のコンクリート「クリーンクリート」を開発・現場適用しています。さらに、カーボンネガティブ(CO2排出量を実質ゼロ以下)を実現する「クリーンクリートN」を開発しました。本プロジェクトにおいてもその強みを活かし、カーボンネガティブなコンクリートの開発と産業廃棄物の削減に貢献します。

(*)生コンスラッジ
生コン工場において、現場からの残コン・戻りコン(建設現場で使用されずに生コン工場へ持ち帰ったコンクリート)等を水で洗浄して骨材を回収した後の汚泥です。ミキサー設備や生コン車を洗浄した際にも発生します。強アルカリ性を示し、産業廃棄物として処分されています。
カルシウムを多く含み、二酸化炭素と反応して炭酸塩を生成することで、二酸化炭素を吸収します。

※詳細は、こちらをご覧ください。
 低炭素型コンクリート「クリーンクリート」
 「クリーンクリートN」
 静岡市ホームページ

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