さらに理解を深めるためのブックガイド

このブックガイドは本号で扱った話題について、さらに理解を深めることができるものを選びました。※新本としては入手困難な書籍も含みます。

◎中世の都市像

  • 『図集 日本都市史』高橋康夫・吉田伸之・宮本雅明・伊藤毅編 東京大学出版会 1993年
  • 『伝統都市 全4巻』吉田伸之・伊藤毅編 東京大学出版会 2010年
  • 『町屋と町並み(日本史リブレット35)』伊藤毅 山川出版社 2007年
  • 『都市空間の近世史研究』宮本雅明 中央公論美術出版 2005年
  • 『日本の歴史をよみなおす』網野善彦 ちくま学芸文庫 2005年
  • ◎十三湊

  • 『北の環日本海世界―書きかえられる津軽安藤氏』村井章介・斉藤利男・小口雅史編 山川出版社 2002年
  • 『中世十三湊の世界―よみがえる北の港湾都市』青森県市浦村・千田嘉博編 新人物往来社 2004年
  • 『日本海 その深層で起こっていること』蒲生俊敬 講談社ブルーバックス 2016年
  • 『北のまほろば奥津軽 安藤の郷 歴史探訪ガイドブック』五所川原市教育委員会 2012年
  • 『蝦夷太平記 十三の海鳴り』安部龍太郎 集英社 2019年
  • 『十三湊 幻影―安藤氏と中世北方世界』工藤弘之 東奥日報社 2022年
  • ◎中世の交易と交流の発展

  • 『北の内海世界 北奥羽・蝦夷ヶ島と地域諸集団』入間田宣夫・小林真人・斉藤利男編 山川出版社 1999年
  • 『境界をまたぐ人びと(日本史リブレット28)』村井章介 山川出版社 2006年
  • 『中世の港と海賊』山内譲 法政大学出版局 2011年
  • ◎中世東北の発展と平泉

  • 『日本の中世5 北の平泉、南の琉球』入間田宣夫・豊見山和行 中央公論新社 2002年
  • 『平泉 北方工国の夢』斉藤利男 講談社選書メチエ 2014年
  • 『東北の中世史1 平泉の光芒』柳原敏昭編 吉川弘文館 2015年
  • ◎和船の歴史

  • 『海の歴史選書 海の日本史再発見1』石井謙治 日本海事広報協会 1987年
  • 『和船Ⅰ』『和船Ⅱ』石井謙治 法政大学出版局 1995年
  • 『日本の船を復元する古代から近世まで―復元するシリーズ④』石井謙治・安達裕之 学習研究社 2002年
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    No.62「中世の湊町」

    日本史における「中世」は、「古代(大和朝廷から平安朝まで)」と「近世(江戸時代以降)」の間にある、武家の台頭による混迷の時代です。その一方で、海を介しての流通が盛んになり、全国各地にローカルな経済活動が進み、無数の小規模な湊、宿、市が形成された、と言われています。ただし、その時代の建築と都市については、まだよく分からない点が多いのが実情です。
    本号では、当時はまだ辺境の地と位置付けられていた東北エリアを中心に、中世日本の姿をひもときます。大林組プロジェクトでは、北の玄関口と位置付けられた湊町「十三湊(とさみなと)」の想定復元に挑戦しました。
    (2023年発行)

    都市の中世―その原型と謎

    伊藤毅(青山学院大学総合文化政策学部客員教授、東京大学名誉教授)

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    中世の北"海"道―船・湊・航路

    村井章介(東京大学名誉教授)

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    平泉モノがたり

    柳原敏明(東北大学大学院文学研究科教授)

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    OBAYASHI IDEA

    中世日本の北の玄関口 幻の湊まち・十三湊の復元

    復元:大林組プロジェクトチーム
    監修:伊藤毅

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    日本の南と北の船

    安達裕之(日本海事史学会会長、東京大学名誉教授)

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    絵図に見る和船

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    シリーズ 藤森照信の『建築の原点』(13) 園城寺・光浄院客殿

    藤森照信(建築史家・建築家、東京都江戸東京博物館館長、東京大学名誉教授)

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