リフトアップ・ジャッキダウン工法

重量物を油圧ジャッキなどにより吊上げ、吊降す工法

あらかじめ地上など作業しやすい場所で組み立てられた部材、構造物を、クレーンを用いることなくジャッキなどの吊上げ装置を用いて、所定の高さまで鉛直方向に吊上げあるいは押し上げる工法です。吊降す機能を備えたジャッキを用いると、構造物を吊降して設置することもできます。また、ジャッキダウン工法では大架構を支える支柱上ジャッキによる荷重開放により、複雑な形状の構造物にも対応できます。
当工法は、企画から設計、施工まで一貫した体制が設けられ、最適なシステムを選択できます。

特長・効果

1.安全性の向上

●構造物を地上など安全な場所で組み立てるため、在来工法のような高所での危険作業が少なくなり、作業時の安全性が高くなります。

2.品質の向上

●地上など作業しやすい場所での構造物の組立てのほか、設備、仕上工事の大部分を行えるため、それらの作業管理が容易に行え、高精度な施工が可能になります。

3.工期短縮、コストダウン

●足場、ステージなどの仮設機材を極力少なく抑えることができ、省力化、工期の短縮が可能となります。 大型のクレーンを必要としないため、移動式クレーンを用いる場合も走行部の床補強が簡単なものですみます。
●大屋根完成後は内部において全天候型施工が可能です。

工事実績

京セラドーム大阪(大阪ドーム)
大阪市中央体育館
東京国際フォーラムガラス棟
なら100年会館
NHK大阪放送局、大阪歴史博物館
玉川ルネッサンスシティ サウスタワー、ノースタワー
キヤノン本社 御手洗毅記念館
東京スカイツリー®