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熊本地震 熊本城復旧プロジェクト

震度7の地震が2016(平成28)年4月14日夜間と4月16日未明の
二度観測された熊本地震の被害は、人的にも物的にも大きなものとなった。

熊本城

大林組では地震発生の直後に震災対策本部を設置。

建設中の工事現場や協力会社の被災状況を確認するだけではなく、
公共機関等の要請に基づいて、建物やインフラの被災状況の調査、
応急対応や支援物資の輸送などを実施した。

熊本城の被害は
全域の全建造物に
及んだ。

重要文化財建造物 13 棟、再建・復元建造物 20 棟のすべてが被災、石垣の被害も著しく、全体の約3 割に崩落や膨らみ・緩みなどが発生した。

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熊本城は、熊本市民、県民の心の支えであると同時に文化財としても高い価値を持つ。

大林組は、復興のシンボルである天守閣を早期に復旧するという重責を果たすべく、天守閣の復旧工事や石垣復旧工事などに全社一丸で取り組んできた。

飯田丸五階櫓

飯田丸五階櫓(やぐら)は、南側の石垣が崩壊し、一本の石垣が支えるのみになっていたが、奇跡的に倒壊を免れていた。

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この対策として、大林組は、櫓を下から支える「構台」を設置し、これを移動させた後、櫓を支える仮受け梁となる「鉄の腕」を差し込み、倒壊を防止するという緊急工事を48日間で完遂した。

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天守閣

熊本城の本丸にある天守閣も、多数の瓦が落ちるなどの被害を受けたが、耐震化と復旧整備を終えて2021年6月28日より天守閣内部の公開となった。

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大天守には、ブレーキダンパーとオイルダンパーを交差させて耐震性と制震効果の向上を図った当社の新技術「クロスダンパー」が採用された。

熊本城を救え