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森林と共に生きる街
「LOOP50」建設構想
日本の国土のおよそ
7割は森林であり、
その面積は2,500万haに及ぶ。
森林は土壌を育み、
森林土壌は水を貯え、
浄化し、ゆっくりと川へ流す。
![LOOP50](/chronicle/130th/story/loop50/img/img-loop50_out.jpg)
この森林の多面的機能を発揮させるためには、
保全による循環の促進が必要だが、
需要の低下や林業の衰退によって、
日本では放置される森林も目立つようになった。
大林組は、
この豊かな森林資源を最大限に有効利用し、
持続可能性と魅力ある暮らしを両立する
中山間地域の街を構想した。
それが
「LOOP50」だ。
木の成長に合わせて伐採し、
伐採した木材量に応じた建物をつくっていく。
具体的には、地域の森で
50年かけて成長した木を使って毎年1区画を増築。
同時に50年が経過し住居としての役目を終えた1区画は解体し、
街のエネルギー源として活用する。
エネルギー棟
増築
解体
森からの材木
解体による廃材
エネルギーの分配
森林資源だけで
循環する街。
![](/chronicle/130th/story/loop50/img/img-outline.png)
50年ごとに森林と共に
循環しながら成長する、
新しい共生の思想である。
![写真](/chronicle/130th/story/loop50/img/img-photo1.jpg)
![写真](/chronicle/130th/story/loop50/img/img-photo2.jpg)
LOOP50 コンセプト
2020(令和2)年3月には、
「LOOP50」の実現に向けて、
このほかにも大林組は、
持続可能な社会の実現に向けて、
二酸化炭素の排出抑制につながる
さまざまな取り組みを行っている。
「LOOP50」は
循環型社会の
理想形の一つだ。
その実現は
世界の持続可能性にも
つながっていくだろう。