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URUP工法〜実工事への適用例

東関東自動車道谷津船橋インターチェンジ工事

工事の概要

慢性的な交通渋滞が著しい船橋・習志野市域の一般国道357号の交通を、東関東自動車道に誘導することにより交通混雑の緩和を図ることを目的に、東関東自動車道と、国道357号線および県道千葉船橋海浜線とを接続するハーフインターチェンジ(谷津船橋IC)を設置する土木工事です。

工事概要図
工事概要図

●工事件名    :東関東自動車道 谷津船橋インターチェンジ工事
●発注者     :東日本高速道路株式会社 関東支社
●工事場所    :千葉県習志野市
●工期      :平成21年6月〜平成25年5月

URUP工法概要
○工法      :泥土圧シールド
○シールド機外径 :幅4.80m×高さ2.15m
          (実証実験工事シールド機を転用)
○掘進延長    :約420m(70m×6本)
○覆工      :鋼製セグメント、外径 縦2.006m×4.656m

URUP工法を適用した経緯

東関東自動車道と交差する非開削区間は、約70mと短い区間ですが、供用中の東関東自動車道の直下を小土被りでの施工となります。当初は、密閉型推進工法による分割施工で計画されていました。これに対し、地表面への影響が少ないURUP工法による分割施工でトンネルを構築する提案をし、採用されました。
非開削区間の施工は、トンネル断面を本体構造物を包含する6つの小断面に分割し、各シールドの施工完了後、シールドトンネル間を内部から切り開き、トンネル内で躯体を構築します。躯体構築完了後、躯体内部の掘削・セグメント撤去を行い、トンネルを完成させます。

施工ステップ図
施工ステップ図

工事の状況

  • 下段の横型シールド機が到達しました。
  • 横のトンネルを切り開いてつなげます。
  • 中段の縦型シールド機が到達しました。
  • 縦のトンネルを切り開いて下段トンネルとつなげます。
  • 上段の横型シールド機が到達しました。
  • 上段横のトンネルを切り開いて、中段トンネルとつなげます。
  • シールドで構築した躯体内部の掘削が完了しました。
  • 内面の鋼製セグメントを撤去し、道路トンネルが完成しました。