URUP工法と各種トンネル技術
1. 地下と地上を結ぶ 〜URUP工法〜
URUP(Ultra Rapid Under Pass)工法は、シールド機の地上からの発進・地上への到達を可能にした画期的なシールド工法です。立坑の構築が不要であり、セグメントの組立と同時に構築が完了するため、短期間でアンダーパスの施工が可能です。特長と効果は以下のとおりです。
工期短縮
シールド機の地上からの発進、地上への到達を実現することで、立坑の構築が不要となり、全区間連続施工が可能となるため、工期を大幅に短縮できます。
従来工法の場合
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URUP工法の場合
工事による交通渋滞、騒音・振動の低減
立坑・開削工事が不要で、杭打機などを使用しないため、工事による交通渋滞や騒音・振動を低減します。また、アンダーパスを短期間で急速施工するため、交通渋滞を早期に解消することができます。
環境に優しい
大型重機を使用しないため、排出ガスを最小限にします。必要断面だけを掘削するので、工事によって発生する土量を低減できます。