CWS/CWS-Sジョイント工法

地中連続壁の高耐力鉛直接合工法および高止水性ジョイント工法

CWSジョイント工法とは、波形に形成された鋼板により地中壁体相互を接合し、本体構造と一体性を持たせて地震時の面内水平力を負担させることができるジョイント工法です。また、同工法の技術を用いて、波形鋼板の代わりに止水板を配置し、接合部に高い止水性能を持たせるCWS-Sジョイント工法もあります。CWSジョイント工法による接合部の構造性能は、一般財団法人日本建築センターの一般評定を取得済みです。

CWSジョイント壁体概念図
CWSジョイント壁体概念図
波形鋼板
波形鋼板
CWSジョイント板設置状況
CWSジョイント板設置状況
試験施工体切断面
試験施工体切断面

■CWSジョイント施工手順

特長・効果

1.地下躯体の薄壁化(CWSジョイント工法)

●地震時の水平せん断力を負担でき、地下外壁の薄型化が図れます。
●躯体を薄くできるため内部空間の確保が可能となります。
●コンクリート量を低減できます。

●内空間の確保    ●掘削土の削減

2.止水性の向上

●波形鋼板、止水板(塩化ビニール製)を配置することによって、高い止水効果を期待できます。

●内躯体の削減

3.面内水平せん断力を負担(CWSジョイント工法)

●従来の剛接ジョイント工法に比べて簡単な接合方法になるため、施工性が大幅に向上するとともに、コストを3〜5割削減することができます。

●設計法、施工法の合理化

4.効率的な地下設計(CWSジョイント工法)

●簡易かつ効率的に地震時の水平せん断力を伝達することが可能となるので、地下外壁との煩雑な合成処理も削減でき、合理的な設計が可能となります。
●CWS-Sジョイントと共に、地中壁体接合部の止水性が高くなり、内壁をなくすことも可能です。

●施工法の簡素化   ●地下工期の短縮

工事実績

東京大学医学部附属病院病棟
キヤノン本社 F棟、B棟
大阪証券取引所ビル
表参道ヒルズ
アートヴィレッジ大崎 セントラルタワー、ビュータワー
新横浜駅・新横浜中央ビル(キュービックプラザ新横浜、ホテルアソシア新横浜)
モード学園スパイラルタワーズ
目黒雅叙園アルコタワーアネックス
大阪駅新北ビル
東京スカイツリー®

「CWS」は大林組の登録商標です。