

Environmental Engineering Laboratory
環境工学実験棟
重要な課題である環境に対応した技術開発を行う実験施設。
風・音・光・熱・煙・生物などに関連する実験により、
環境に寄りそう建設技術を創出しています。
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Environmental Engineering Laboratory
環境工学実験棟
重要な課題である環境に対応した技術開発を行う実験施設。風・音・光・熱・煙・生物などに関連する実験により、環境に寄りそう建設技術を創出しています。
主な設備
風の影響を予測する「多目的風洞施設」
測定部の断面は3m×3m、最大風速は40m/秒、業界最大級の建築用風洞。建物周辺の風の流れや、建物自身が受ける風の影響などを検証します。
突風現象を再現する
「マルチファン型非定常気流風洞装置」
複数の送風ファンで多様な気流をつくり出せるマルチファン風洞装置と竜巻発生装置・ダウンバースト発生装置を組み合わせた、世界初の実験装置。さまざまな突風現象を再現し、その影響を評価します。


<実験例>
竜巻状気流の可視化
煙で竜巻の動きを見せる
竜巻の中の流れ
ビル風をそよ風に改善する防風装置
「Flowps(フロープス)®」
防風植栽が育ちにくい環境やデッキ上などに最適な防風装置で、設置直後から防風植栽と同等以上の風速低減効果を発揮。




形状や素材は個別にデザインすることができます。
音環境で快適な暮らしを考える
「音響実験施設」
2つの残響室と1つの無響室で、建築部材の遮音性能や吸音特性などを測定。快適な暮らしのための音環境をつくり出します。




<実験例>
残響室間および無響室の
試験体設置開口


残響室を用いた床衝撃音測定の様子


無響室におけるホール壁面形状の検討


光の遮断も可能な「光環境実験スペース」
遮光等級1級のカーテンによる4m×5mの暗室実験スペースです。外部の光を遮断して、光環境に関するさまざまな実験ができます。暗室以外にも、カーテンを開放することで、フレキシブルな空間利用が可能です。


<実験例>
反射指向特性の測定
光の反射は、建物空間の意匠性や昼光利用による省エネ性、光害の発生などに影響を与えます。光の反射の仕方は多様で、鏡のような正反射、均等拡散に近い反射、指向性のある反射もあります。似た色の建材でも、反射指向特性が異なると見え方は変化するため、暗室で測定することにより把握できます。




環境・防災分野の実験に活躍する
「環境実験プラザ」
空調衛生設備関連の各種検証実験や火災時の煙流動実験・避難実験など、環境・防災関連のさまざまな分野の実験に活用できる多目的実験スペースです。


高度な解析を可能にする
「スーパーコンピューター」
数値流体計算による風荷重評価や風環境評価を行います。また、広域地震動解析による巨大地震発生時の既存建物の健全性評価や耐震補強工事の提案に対応します。


屋外環境実験に活用できる
「屋上ビオテラス」
屋上緑化、藻類培養、炭酸ガス固定など、各種検証実験や日射量、温熱環境測定など、屋外環境の実験に活用できる屋上スペースです。


生きものを扱う基礎的な調査研究を行う
「緑化実験室」
種子や根・昆虫の形態・植物組織などの観察、在来種の種子の発芽特性を調べる発芽試験や緑化土壌の評価を行います。また、成分分析、DNA解析などのため、生物体を含む分析用試料の前処理を行います。


展示スペース「技術展示室」
大林組の先端技術を紹介する展示スペース。床に超大判人工大理石レジナートストーンを使った幻想的な空間です。




超大判人工大理石「レジナートストーン®」
超大判(600㎜角以上)で、天然大理石と同じ高級感や存在感のあるデザインを実現。加工性に優れ、繊細なデザインも自在に表現できます。薄厚・軽量でも耐衝撃性に優れ、紫外線や熱にも強い耐候性を有することから内外装を問わずに使用できます。透光性があり光源と組み合わせることにより、スタイリッシュな壁面デザインを演出できます。

