大林組ダム情報化施工技術「ODICT®

Obayashi-Dam Innovative Construction Technology

 

現場担当者からのメッセージ「安威川ダム編」

小林工事長
小林工事長

安威川ダムJV工事事務所 工事長(機電)

小林 只和

動力管理とメンテナンスで現場を支える

私は、主に現場における電気や給排水などの設備の点検・管理を担当しています。「総合土木」といわれるダム建設の現場には多種多様な重機・機械があり、それらを動かすために必要な動力を確保し、安定供給することに努めています。現場の作業に応じて必要な供給量を満たすとともに、トラブルなく運用するためには日々のメンテナンスも欠かせません。さまざまな機器と向き合うため、幅広い知識・技術や対応力が求められる仕事ですが、その分やりがいも大きいですね。
建設工事というと周辺環境への影響を懸念される方もおりますが、基準を守った濁水処理や騒音・振動管理を徹底することで、近隣の皆様の心配を払拭できるように努めています。

小林工事長

安威川ダムJV工事事務所 工事長

小林 只和

柴野職員
柴野職員

安威川ダムJV工事事務所 土木係

柴野 勝弘

ダム建設の最前線で奮闘中

大学院在籍中にOBから「建設計画や設計を行うよりも最前線である現場の方が面白い」という話を聞き、現場での仕事に興味を持ちました。現在は主に監査廊(かんさろう)と非常用洪水吐きのコンクリート工を担当しています。
コンクリート打設の準備や打ち合わせ、検査のための資料作りなど、やるべきことが多く目まぐるしい日々ですが、同時に大きなやりがいも感じています。工種が多く大勢の人が携わる現場なので、人との関わりが重要です。何度も話し合いを重ね、問題が解決したときの達成感は言葉にならないものがあります。これからもダムをはじめとするさまざまな現場で経験を重ねて、幅広い見識を養っていきたいと思います。

柴野職員

安威川ダムJV工事事務所 土木係

柴野 勝弘

山下室長
山下室長

株式会社山下技建
安威川ダム土質試験室 室長

山下 博臣

安全・安心なダムづくりは土から

私はロックフィルダムのコア(水の浸透を防ぐ粘土)となる土の品質や、現場で採取される材料の管理を担当しています。近年ではICTの活用により多くの作業で合理化・高度化が図られていますが、無数にある土の種類や組み合わせパターンから最適なものを選び出すには、やはり人の目による判断が不可欠です。これまで30年間、要求を満たす品質の土をつくり供給してきた知識と経験を基に、不測の事態でも壊れることのない安全・安心なダムづくりに貢献していきます。
ダム建設の関係者は男性ばかりのイメージをお持ちかもしれませんが、現在、私の部下はほとんどが女性です。優秀な方が多く、主に土の品質を管理する試験室で活躍しています。これからも女性の登用を積極的に行い、ダムに女性が活躍できる場をつくっていきたいと考えています。

山下室長

株式会社山下技建
安威川ダム土質試験室 室長

山下 博臣

立花所長
立花所長

株式会社宮本組
安威川ダム工事事務所 所長

立花 直人

ICTとチームワークで高効率の工事を実現

私はダムの現場で重機土木工事を担当しています。現場では効率よく重機を動かすことがコストの面でとても大切になってきます。ICTを活用した測量やデータ共有、さらにマシンガイダンスなどにより、従来に比べ掘削や盛立作業の効率が大幅に向上しています。
私が特に重要だと感じるのはチームワークによる効率化です。一人ひとりが各作業の進捗を確認しながら重機を動かすことで、工事がスムーズに運びます。そのためには経験の浅い若手の教育も鍵になってきます。昔ながらの指導を押し付けることなく、時代に即したやり方でベテランと若手の融合を図り、現場のチームワークをより良く育んでいきたいです。

立花所長

株式会社宮本組
安威川ダム工事事務所 所長

立花 直人