グループ経営を指向

2001(平成13)年6月、関連事業室をグループ事業統括室に改称した。グループ経営への指向を明確にしたもので、グループ会社間の連携による総合力の発揮、事業性の評価、新規事業の検討を推進した。(主なグループ会社

2001年12月、関連会社である大林道路を子会社化した。グループ各社と同社との連携を深め、営業面での相互協力体制強化、購買・技術開発の効率化により、グループの収益力向上を図ることを目的としたものであった。

2001年12月、内外テクノスに東京商事部を設置した。同社は1998年4月、大阪商事部を開設以来、当社本店(現 大阪本店)管轄の工事を対象として資機材の調達を行ってきたが、対象を当社グループ全体に広げて機能を強化するものであった。

2002年10月、当社の100%子会社であるオークシステムと関連会社であるシーピーシーを合併、11月には社名をオーク情報システムに改めた。これによりシステム開発からコンピュータ機器およびネットワークの運用・保守までの総合的サービスを提供する体制を整えた。
2003年7月には、リニューアル工事や医薬分野などハイテク関連工事で重要な設備工事部門の強化を図るため、その分野で実績をもつ東芝空調を買収して子会社化、社名をオーク設備工業と改めた。

2005年7月には、100%子会社の東洋ビルサービスとオークビルサービスを合併し、社名を大林ファシリティーズに改めた。両社はそれぞれ西日本、東日本を事業エリアとしてビル管理事業、建築・設備などのリニューアル事業を行っていたが、合併により、経営基盤の強化、経営の効率化を図るとともに、リニューアル、耐震・省エネ診断などゼネコン系ビル管理会社としての強みを活かし、業容の拡大をめざしたものである。

このほか、2004年10月には、当社100%子会社のショックベトン・ジヤパンの解散を決定した。同社は、建設用プレキャストコンクリートの設計、製造、販売と施工を行っていたが、市場環境の悪化により、将来の事業性が見込めないことから、解散することとしたものである。