4. 未知の高さに吊り上げる

b) タワークレーンの風対策

1 台風などの横風対策

タワークレーンの「旋回アシスト」

台風などの暴風時タワークレーンは作業を中止し、待機しますが、クレーンは横風に弱いため、待機時には下図のように、風見鶏のように風に吹き流されてジブが風下を向き、風を受け流すようにするのが理想的です。

タワークレーン「旋回アシスト」稼働状況

▼タワークレーン「旋回アシスト」作動記録サンプル
※タワークレーン操縦室内の「タワークレーン衝突防止装置」モニターに実際に記録された作動状況の画像

画面ではクレーンの動きが風向きの変化に比べて若干遅れて見えます。
これは自動旋回するにあたり、風向きの変化が一瞬なのかそれとも継続されているのかを判断する機能が働き、「本当にその方向に旋回していいかどうか」を判断しているからです。

2 作業中の突風対策

作業時ジブの「あおり防止装置」