1 スリップフォーム工法が「切り札」を支える
高さ375mの心柱
タワー中心部には、地震時に制振システムとして機能する心柱(しんばしら)が設置されます。直径8m、高さ375mの筒状のコンクリート構造物です。
スリップフォーム工法を採用
心柱の施工では、システマチックに短期間で構築できる「スリップフォーム工法」を採用しています。そのおかげで、タワー中心部のスペースでは、心柱の構築を後回しにして、先にゲイン塔をリフトアップ工法で組み立てられるようになりました。
リフトアップ工法を可能にした「陰の主役」
「ゲイン塔のリフトアップ工法」といえば、未知の高さの安全、品質、工程上の問題を抜本的に解決する切り札。それを可能にした「心柱のスリップフォーム工法」は、東京スカイツリー建設の陰の主役といえるでしょう。
