❶ 大井地区トンネルとURUP工法

トンネルができるまで

URUP工法と各種トンネル技術

2. 地上発進時のシールド機の姿勢を制御する

地上発進部のトンネルの縦断勾配は約6%で、掘削地盤は軟弱な有楽町層粘性土でした。従来のシールド機はカッターヘッドが重く、重心位置が前胴にあるため、地上発進時にシールド機がノーズダウンし、姿勢制御が困難になることが懸念されました。そのため、シールド機後方に本体と一体となった張出しデッキを設置し、すべての後方設備を搭載することで、シールド機の重心を90cm後方に移行させ、ノーズダウンの防止を図りました。