環境配慮
国内初のZEB*
( ゼロ・エネルギー・ビル)を達成
( ゼロ・エネルギー・ビル)を達成
本館テクノステーションでは再生可能エネルギー発電設備の追加導入をはじめとしたZEB化工事が2013年度に完了し、オフィスとしての快適な室内環境を維持しながら、エネルギー消費量すべてを施設に付随する再生可能エネルギー発電量で相殺するZEBを2014年度に達成しました。本館テクノステーションのように、社員食堂など一般的なオフィスとしての施設が充実し、日常的に約200人以上が執務する規模の建物で、コンセントの使用電力などを含むすべての一次エネルギー消費量におけるZEB化は国内初です。また、2014年度から連続してZEBを達成しています。
*建物運用時の一次エネルギー消費量を、再生可能エネルギーなどの利活用により、年間を通じて総合的にゼロにする建物です。
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自然エネルギーの利用と制御
屋根面の自然光を利用する
「エコロジカルルーフシステム」
「エコロジカルルーフシステム」
トップライトから自然光をとり入れ、照明エネルギーを削減。ゆるやかな光の変化によって、室内にいながらも自然を感じることができます。また、遠隔開閉式にすることで自然換気にも利用できます。屋根面には太陽光発電パネルを最適な角度で設置し、効率的に発電しています。




窓際ゾーンの光と熱を制御する
「ペリバッファシステム」
「ペリバッファシステム」
日射を抑制する大きな庇(ひさし)と縦型ガラスフィンおよび自動制御ブラインドで直接光をカットして、空調負荷を抑制。また、窓際に打ち合わせゾーンを配置し、光と熱をゆるやかに調整する緩衝空間(ペリバッファゾーン)を形成し、執務空間の快適性を保ちながら、空調エネルギーを低減します。
明るさ感指標を利用した
光環境制御システム*
光環境制御システム*
照度(モノに当たる光の量)ではなく、輝度(目に入る光量)を基準に室内の光環境を自動的に評価・制御することによって、低照度でありながら明るい印象を持つことができる、新しい光環境制御システムを導入しています。


*国立大学法人東京工業大学、株式会社ビジュアル・テクノロジー研究所と共同開発 NEDOが実施する「平成24年度戦略的省エネルギー技術革新プログラム」により実施
自然換気システムと自然水の利用
南側の植樹帯および北側の雑木林で冷やされた空気を自然換気に利用し、空調エネルギーを大幅に低減。また、敷地内の豊富な地下水も利用し、アプローチエリアおよび緑地に散水し、外気を冷却します。
各種エコ設備の採用
無駄を減らす「パーソナル空調システム」
「ICタグによる照明・空調制御システム」
「ICタグによる照明・空調制御システム」
執務域(タスク域)と屋内の全域(アンビエント域)を分離し、タスク域の必要な部分のみに集中して照明・空調を行う方式を採用。タスク域の空調はパーソナル放射パネル*1をデスクのそばに設置して、快適環境を実現します。さらに、研究員の在室・在席をセキュリティ用のICタグ*2で検知し、タスク照明・空調のON/OFFを制御することで、無駄なエネルギーを徹底的に削減します。
*1:ピーエス(株)と共同開発、工学院大学野部研究室監修 *2:日本電気(株)製
地中熱を利用するヒートポンプシステム
年間を通して温度が安定している地中の熱を空調に利用。開発した「高熱伝導性充填砂」により、地中熱交換器の採熱効率も向上しています。
エコ意識を促す「見える化」
建物からのエコサインで自然換気モード
屋外の気温や湿度、風速などを建物上部のセンサーが感知し、自然換気でも室内を快適に保てる場合は、室内モニターの合図でお知らせします。建物からの「エコサイン」を受け取った利用者は、自然エネルギーを利用した換気モードに切り替えることで一人ひとりのエコ意識を向上します。
省エネ・省CO2効果を「見える化」
太陽や風、水などの自然エネルギー利用やICタグによる機器制御で省エネ・省CO2を行い、その効果をグラフや数値でリアルタイムに表示します。また、一般的なビルと比べて削減できたCO2量を樹木の数に換算し、エコに取り組んだ成果を実感しやすくしました。
緑あふれる未来を創る
一人ひとりのエコ意識
一人ひとりのエコ意識
省エネに取り組んだ分が樹木に変わり、緑を通じた人と人とのふれあいが増えれば、一人ひとりのエコ意識も育まれます。「見える化」は、地球に優しい「人」を育てる仕組みでもあります。
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湿潤舗装システム
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打ち水グラスパーク
緑化ブロック舗装システム
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中温冷水潜熱蓄熱システム
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サーマルシェード工法
高日射反射率塗装
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太陽光発電パネル
高効率に発電
研究環境
ウェルビーイングの創出

環境配慮
脱炭素社会 カーボンニュートラルの実現
安全安心
地震でも揺れないビルを実現
