CSRを基軸として-大林組基本理念を制定

2008(平成20)年1月、当社は環境委員会を廃止して新たにCSR委員会を設置した。環境対応を含む事業活動のすべてがCSRを果たすためにある、という認識のもとに、CSR活動を推進することとしたもので、これに伴い従来発行してきた「社会・環境報告書」の名称を「CSR報告書」に変更した。続いて、2009年12月には、地球環境室と広報室を統合してCSR室を設置した。

2011年1月25日、創業120年を迎えた当社は、創業以来の「技術」と「誠実さ」をDNAとして次代へ向けて継続していくため、「大林組基本理念」および「コーポレートメッセージ」を発表した。基本理念は全社員が共有する幹として策定されたもので、優れた技術による誠実なものづくりや、地球環境への配慮などを通じて持続可能な社会の実現に貢献することを掲げ、事業活動を通じて広く安全・安心を提供し、社会の進歩・発展に寄与することを当社が果たすべき社会的責任(CSR)と位置づけている。コーポレートメッセージは基本理念に盛り込まれた思いを社会に伝えるため、3,000点を超える社内公募を基に、「地球に笑顔を」「時をつくる こころで創る」とした。

2011年2月には中長期環境ビジョン「Obayashi Green Vision 2050」を発表した。基本理念に掲げた「持続可能な社会の実現に貢献」の達成に向けて、事業活動でめざす方向性をまとめたもので、「2050年のあるべき社会像」を描いたうえで、具体的アクションプランと数値目標を定めている。
2011年6月には「大林組人権方針」、7月には「大林組社会貢献基本方針」を発表した。

大林組基本理念
大林組基本理念
中長期環境ビジョン「Obayashi Green Vision 2050」
中長期環境ビジョン「Obayashi Green Vision 2050」