「中期経営計画’12」を策定

2012(平成24)年3月、2012年度を初年度とする期間3年の「中期経営計画’12」を策定した。東日本大震災(2011年3月)や円高など、劇的な事業環境の変化に対応し、「中期経営計画’08」(計画期間:2008〜2012年度)を1年残して、新たに策定したもので、収益基盤の多様化をめざした。その骨子は次のとおりである。

    <現状把握>
  • わが国経済は、財政再建問題、欧州金融危機の影響、経済成長戦略の構築に加え、東日本大震災からの復興など困難な課題が山積している。また、建設産業においては、国内市場の低迷、製造業を中心とした設備投資の海外シフトなど、かつて経験したことのない事業環境の変化に直面している。
    こうした状況下、当社グループが建設産業において確固たる地位を持続していくためには、新たな事業領域への進出も含めた成長戦略のスピーディーで確実な実践が不可欠である。
    <基本方針>
  • 建築、土木、開発の基幹分野の安定的収益力を確保することはもとより、中長期的視野で収益基盤の多様化を実現するため、
    • ・海外へのさらなる戦略的展開
    • ・ビジネス・イノベーション分野の発掘・育成
    • ・利益を創出する技術への進化
  • を推進する。
    <2014年度数値計画(連結)>
  • 総売上高15,000億円
    • 建設事業売上高14,000億円
    • 国内比率80%
    • 海外比率20%
    • 開発事業等900億円
    • 新規事業100億円
  • 営業利益450億円
    • (利益率) (3.0%)
    • 国内建設比率60%
    • 国内建設以外比率40%

2012年4月、当社は新たな一歩を踏み出した。

中期経営計画’12
中期経営計画’12