DAM CONSTRUCTION NEWS
2023年3月26日
2023年3月26日(日)三重県伊賀市の川上ダムにおいて、独立行政法人水資源機構主催の「川上ダム建設事業完了式」が執り行われました。
式典には、関係者や地元の皆様などおよそ200人が出席し、ダムの完成を祝いました。川上ダムは、前深瀬川、木津川沿川および淀川本川の洪水被害の軽減や伊賀市への水道用水の供給、流水の正常な機能の維持を目的として建設された、堤高84m、堤頂長334m、堤体積45.5万m3の重力式コンクリートダムです。
川上ダム本体建設工事では、3次元モデルに施工管理データなどの属性情報を付与したBIM/CIM の活用やプレキャスト部材の導入により、「高速施工」と周辺環境へ配慮した「作業の平準化」という矛盾を両立させました。また赤外線カメラを用いた車両管理システム 、タワークレーン自律運転システム 、ダム型枠自動スライドシステム など新技術の開発やダンプトラック自動運転 、目視外無人飛行ドローンを活用した現場監視実証 など、新しい取り組みを行いながら、無事故無災害で工事を完了することができました。
1 独立行政法人水資源機構 金尾理事長による主催者挨拶
2 独立行政法人水資源機構 川上ダム建設所 津久井所長による事業経過報告
3 株式会社大林組 代表取締役社長 蓮輪による施工者挨拶
4 川上ダム建設事業完了を祝い、万歳三唱
5 伊賀市 岡本市長をはじめ関係者によるダム湖名碑除幕
6 来賓との記念撮影