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エンジニアリング
エンジニアリング部門の仕事は「建てる」だけでなく、建築部門や土木部門とは異なる専門的な技術分野において、高度な専門性を発揮し、「建てる+α」を実現することです。
工場などの生産関連設備などに対応する生産施設分野、施設に係る情報システムを構築する情報分野、再生可能エネルギー発電所などに対応する環境施設分野、土壌・地下水汚染の調査・対策工事に対応する土壌環境分野の4つの分野が大林組のエンジニアリング部門の柱です。
01エンジニアリング系の特徴
03社員の声
森 一星
本社エンジニアリング本部環境技術第一部 主任
2014年入社
新垣 淑宏
本社エンジニアリング本部生産施設設計技術部 主任
2013年入社
社員の声
森 一星
本社エンジニアリング本部
環境技術第一部 主任
2014年入社
2014年4月~2015年7月
東京本店管轄工事事務所 職員
新入職員研修終了後、土壌・地下水汚染対策工事現場にて汚染地下水流出防止を目的とした設備の施工計画、施工管理、指導を担当。
2015年8月~2018年2月
東京本店管轄工事事務所 職員
トンネル工事現場にて、工事資材搬送用トンネルの施工計画・管理を行う。また、土壌・地下水汚染調査を実施し、評価のうえ、その調査結果に基づいた土壌汚染対策計画、施工管理、行政手続きなどを担当。
2018年2月~2019年9月
本社エンジニアリング本部環境技術第一部 職員/主任
地下水汚染現場における汚染状況・地盤調査を実施し、評価のうえ、その調査結果に基づいた地下水浄化計画の立案などを担当。
2019年9月~2020年1月
東京本店管轄工事事務所 主任
汚染土壌が存在する敷地における、盛土・緑化工事の施工計画、施工管理、指導などを担当。
2020年1月~現在
本社エンジニアリング本部環境技術第一部 主任
大規模土壌汚染対策工事現場の施工計画の立案、行政手続きなどを担当。
仕事内容
土壌・地下水汚染対策に関わる設計・計画・現場支援、それらに関連する技術開発を担当しています。土壌・地下水汚染はその対応について法律や条例で定められている事項も多く、設計・計画・現場支援の際は法律・条例を熟知した専門家としての対応が求められます。また、お客様のご要望に合わせた最適な対策方法の提案を行うことや、常に現場のニーズを取り入れながら新たな技術の研究開発に取り組むことも、土木エンジニアリング職員の重要な役割です。
入社動機
「大学時代の専攻知識を活かして、スケールの大きな仕事がしたい」という思いを出発点として就職活動を進めるうち、大林組の職員に話を聞く機会があり、その事業スケールの大きさに圧倒されて入社を志望しました。また、大林組の土木エンジニアリング分野は土木系のみならず、私のような環境系をはじめ、農学系、化学系、生物学系など、さまざまな分野のエンジニアが活躍している事業分野であることも決め手になりました。
入社して意外だったこと
入社前に抱いていた予想と入社後の印象はほとんど変わりがありません。入社前にいくつかのゼネコンの工事現場へ見学に行きましたが、大林組の職員は現場のことを良く把握しており、特に現場の最前線で働く方々とのコミュニケーションを大切にしている印象を持ちました。入社後も複数の現場勤務を経験しましたが、さらにその印象は強くなりました。現場を重視する姿勢、ものづくりへの真摯さ、協力会社を尊重する気質などに表れる大林組の社風を常に見習い、また、この社風を後輩に伝えていきたいと思います。
仕事のやりがい
スーパーゼネコンならではの大規模スケールで行われる環境浄化・保全事業に携わることができるのは、この職種の大きなやりがいだと感じています。その規模の大きさゆえ、直面する問題も一筋縄ではいかないことが多々ありますが、プロジェクトメンバーと力を合わせて問題を解決し、プロジェクトを成功に導けた時はより大きな喜びを味わえます。また、そういった時に相談できるさまざまな分野の専門家がすぐ近くにいるのも、大林組の魅力の一つだと思います。
嬉しかったエピソード
新入社員の時に配属された現場のお客様に、数年後に主任になってから配属された現場で再会し、竣工の際、「立派になって戻って来てくれた」と言っていただけたことです。自分が入社以来技術者として積み重ねてきた経験と、その経験に基づいてつくり上げた成果物の両方を認めていただいたように感じ、非常に嬉しく感じました。
印象に残っているエピソード
初めて監理技術者に選任された時です。工事の計画、工程・品質管理、現場職員・協力会社作業員さん達への指導監督など、総合的な施工監理を行う責任の重さに押しつぶされそうになりましたが、とにかく周りと相談し力を借りて乗り越えました。何度相談に行っても嫌な顔せず私の意見を尊重して導いてくれた上司、不慣れな指揮に最後までついてきてくれた現場職員・協力会社の方々、専門的な知識でバックアップしていただいた支援部門の方々の皆さんに本当に感謝しています。監理技術者として現場を竣工に導けたことで、ゼネコン社員としての自信につながりました。
これから挑戦したいこと
工事の入札から、竣工まで総合的に関わる業務に挑戦したいと考えています。大林組の土木エンジニアリング担当者は技術営業、見積、工事計画、施工管理、技術開発と幅広い業務に携わることができます。業務を川上から川下まで一貫して経験し、それぞれの業務の間のつながりを実務のなかでより深く理解することで、技術者として成長したいと考えています。
ある1日の流れ
8:00
出社
8:30
始業、メールチェック
9:00
担当現場とWeb打ち合わせ
10:00
行政協議
11:30
業者との打ち合わせ
12:00
昼食
13:00
発注者との協議
14:00
協議の議事録作成
14:30
翌日の行政、発注者用資料の作成
15:00
現場への技術支援用資料の作成
16:00
研究開発の資料作成および開発案の検討
17:30
退社
※所属およびインタビュー内容は、取材当時のものです。
社員の声
新垣 淑宏
本社エンジニアリング本部
生産施設設計技術部 主任
2013年入社
2013年5月~2014年2月
京都支店管轄工事事務所 職員
新入職員研修終了後、京都府の工場建設現場にて、空調衛生設備工事・電気設備工事・排水処理設備工事の施工図チェック、作業工程調整、施工管理、試運転調整などを担当。
2014年3月~2015年2月
大阪本店管轄工事事務所 職員
兵庫県内の工場建設現場にて空調衛生設備工事・電気設備工事・排水処理設備工事の施工図のチェック、作業間工程調整、施工管理、試運転調整などを担当。
2015年3月~2016年4月
名古屋支店設備設計部 職員
物流センターの工事監理、入札物件の提案書の作成、医薬品工場における各種計算書の作成と機器選定、協力会社や顧客との打ち合わせにて各機器などの仕様決定、実施設計図書の作成などを担当。
2016年5月~2018年4月
本社エンジニアリング本部 生産施設設計技術部 職員
医薬品(固形製剤)の工場案件:顧客打ち合わせ、工場出荷前検査立会い、バリデーションほか。
化学工場案件の入札~設計:生産設備の機器選定、顧客、協力会社打ち合わせと機器仕様の決定などを担当。
2018年5月~2019年7月
名古屋支店管轄工事事務所 主任
化学工場建設現場にて施工管理、生産設備・配管工事・電気計装工事における全体工程作成、作業間工程調整、試運転ほか各種計画書・消防(危険物)申請用資料作成、竣工後アフターフォローなどを担当。
2019年8月~現在
本社エンジニアリング本部 生産施設設計技術部 主任
医薬品(注射剤)工場の入札、基本設計、実施設計において、顧客打ち合わせ(各生産設備の仕様、全体プランニング、機器配置の打ち合わせ)と実施設計図書の作成を担当。
仕事内容
医薬品工場や化学工場の生産設備設計を担当しています。ゼネコンというと建物の設計施工のイメージですが、大林組では建物内の生産設備も一括して請け負うことにより、お客様のさまざまなニーズに応えています。お客様の要望をかたちにするため、医薬品・化学薬品をつくり上げる製造プロセスを理解し、お客様や協力会社と各機器の仕様、配置計画、配管計画などを密に打ち合わせしながら設計図書を作成しています。
入社動機
「大きいものづくりがしたい」という軸で就職活動をするなかで、ゼネコンのエンジニアリング業務のことを知りました。大林組に興味を持ったのは、リクルーターから会社説明を受けたのがきっかけです。その後の現場見学会でも大林組の社員の方々は、納得いくまで親身になって業務内容や入社後のイメージを説明してくれました。他社ではあまり感じることのできなかった風通しの良い社風にも惹かれ、ぜひこの会社の一員となって仕事がしたいと思い入社しました。
入社して意外だったこと
入社前にプロジェクトの最前線で働いている社員から直接業務内容や入社後のイメージを聞く機会があったため、入社後も大きなギャップは感じませんでした。ただ、一つ挙げるとしたら、入社前はこれだけの社員数であれば同じ人と複数回一緒に仕事をする機会は少ないのではないかと思っていましたが、いざ入社して仕事をしていると同じ人と数年後に仕事上で再会することがあり、想像していたよりも狭い世界だなと感じたことがあります。成長した自分をみせることができるのも面白さの一つだと思います。
仕事のやりがい
スケールが大きい一品生産のものづくりであるため、作図した図面が実際にかたちになっていくのを目の当たりにすると、非常に大きなやりがいを感じます。特にプラントエンジニアリングは、お客様の利益を生み出す機器を扱うため、試運転や実液生産で設計通りに機器が稼働した時は、自らがつくり上げたという実感が生まれ、大きな喜びと自信につながります。
嬉しかったエピソード
プロジェクトには多くの人々が関わり、決して一人の力だけではつくり上げることができません。工場の肝とも言える生産設備の導入においても、エンジニアリング担当者だけでは進めることはできず、社内の建築・設備設計、現場、協力会社の担当者と一体感を持って竣工まで進めていくことが重要です。エンジニアリング担当者として、自らが主体となりプロジェクトを動かすことができたと実感できた時に大きな喜びを感じます。
印象に残っているエピソード
自分の起こしたミスにより、お客様にご迷惑をおかけする事態となってしまった経験があります。そんな時、当時の上司は「手を抜いたわけではなく、プロジェクトを前に進めようと思っての失敗だから。」と全力でフォローしてくれました。その後、上司のフォローや設計、工事事務所全体の協力のもと無事にトラブルを乗り切りお客様とも良好な関係を保つことができました。この時にトラブル発生時に会社としてどのような対応をすべきかを学びました。また、本当に困った時に職種の垣根なくしっかりフォローしてくれる社員がいるということも大林組の良さだと感じました。
これから挑戦したいこと
大林組のエンジニアリング業務は、企画からアフターフォローまで一貫して担当します。エンジニアリングと一口に言っても、扱う工場の分野はプロジェクトによって異なりますし、経験のない分野のプロジェクトを担当する可能性もあります。どの分野でも共通して求められる基本的な知識や技術を確かなものにしたうえで、経験のない分野にも応用して対応していきたいです。また、この分野については、「大林組で唯一」と自他ともに認める専門分野をつくることが目標です。
ある1日の流れ
8:00
出社、メールチェック
9:00
協力会社、メーカーと機器仕様の打ち合わせ
11:00
顧客打ち合わせ資料の作成
12:00
昼食
13:00
顧客との定例打ち合わせ
14:30
社内週間打ち合わせ
16:30
顧客打ち合わせ資料、議事録の作成などの事務作業
19:00
退社
※所属およびインタビュー内容は、取材当時のものです。
04教育プログラム
05人事からのメッセージ
Message
06トピックス
無菌かつ封じ込めの技術
注射剤の調製から充てんまでを行う製造施設で、建物から生産設備までを設計施工で対応しました。新棟と既存棟を接続する計画だったため、既存棟との人・ものの動線を配慮した室配置により使いやすさを追求するとともに、高度な「無菌かつ封じ込め」の技術とノウハウを展開しました。
再生可能エネルギーへの取り組み
再生可能エネルギー導入は、風力・太陽光を中心に大幅な拡大が予想されています。大林組は、再生可能エネルギー導入拡大の一翼を積極的に担っていきます。
エンジニアリング本部では、再生可能エネルギー発電施設の計画・設計と調達・施工の支援を担当しています。
土壌・地下水汚染調査および対策
大林組の土壌環境分野では、土壌・地下水汚染の調査から対策まで、お客様の声に寄り添いながら目的や予算に応じて最適なプランを提案しています。それを支えるのが長年培ってきた実績とノウハウならびに、多様な対策技術です。さまざまな分野のプロフェッショナルが活躍しています。