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情報
大林組には、情報系部門として「DX本部(デジタル各部・iPDセンター)」、「情報エンジニアリング部」の3部門があり、建築、土木、設備、事務の職員で構成されています。
多様化する社会や顧客のニーズに応えるため、それぞれの部門で最先端の情報通信技術を幅広く探求し、さまざまなシステム開発会社のソリューションやメーカー製品を組み合わせ、最適なシステムを構築しています。そのため、顧客や社内の各部門の要望を具現化するための企画やプロジェクトマネジメントを中心とする業務を行っています。
01情報系の特徴
03社員の声
井内 新也
本社エンジニアリング本部情報エンジニアリング部 副課長
2015年入社
板倉 崇理
本社DX本部BPR部推進第一課 主任
2015年入社
社員の声
井内 新也
本社エンジニアリング本部
情報エンジニアリング部 副課長
2015年入社
2015年6月~2016年3月
大阪本店建築事業部設備設計部 職員
新入職員研修終了後、CADを利用した設計図面作成や提案書作成などの電気設備設計業務、施工中案件の監理業務を担当。
2016年4月~2017年5月
東京本店管轄工事事務所 職員
東京都内の病院新築工事現場で、工程・品質・安全管理などの設備工事に関する施工管理全般を担当。
2019年5月~現在
本社エンジニアリング本部情報エンジニアリング部職員/主任
病院やオフィスビル、検査・研究施設などのICT設備導入業務に従事。2018年9月~2019年3月の半年間は、工事事務所に常駐のうえ、新築病院のICT設備導入の施工管理を担当。
仕事内容
情報エンジニアリング部では、建物へのICT導入、具体的にはLAN、電話、AV機器、情報システムといった⾼い専⾨性を求められるICT設備を対象に、企画から設計、導入、そして引き渡しまでのトータルマネジメントを⾏っています。担当者としては、お客様の要望に沿った最適なICT構築をめざし、お客様はもちろん、⼯事事務所や社内の設計部⾨をはじめとする関係部⾨と密にコミュニケーションをとり、日々検討・協議することを⼤切にしています。
入社動機
⼤学院で情報⼯学を専攻していたこともあり、IT関連会社を中⼼に就職活動をしていました。たくさんの企業を見るなかで、⼤林組には「⼤規模なプロジェクトに主導的な⽴場で携わることができる」「幅広い分野の⽅々と関わることができる」という2点で、ほかの企業にはない⼤きな魅⼒を感じました。また、ジョブローテーションや語学教育制度など⼊社後の制度が充実していることにも惹かれました。このような環境で働くことで、情報技術者としてのスキルを最⼤限に⾼めることができると確信し、⼊社を決めました。
入社して意外だったこと
入社前は、建設業全般の勝手なイメージから、とにかく指導が厳しいのではと思っていましたが、実際には面倒見の良い先輩や上司が多く、分からないことや不安なことは相談すれば丁寧に教育、指導してもらえます。また、ICTの利活用についても入社前後の印象にギャップがありました。iPadなどのICTツールによる施工管理が当たり前のように実施されていたり、リモート会議などの新規の取り組みにも前向きであるなど、会社全体のICT活用に対する積極的な姿勢は想像以上でした。
仕事のやりがい
お客様と直接やりとりできることは、重責を感じるとともに⼤きなやりがいでもあります。提案から導⼊までを⼀貫して経験できることは、知識の習得はもちろん、プロジェクトマネジメントのノウハウも⾝に付き、情報技術者としての⾃⼰研鑚を⼤いに積んでいると感じています。また、配属当初から建物の規模や関係者の多さに驚かされるような⼤きなプロジェクトに参加でき、⼤規模建物へのICT導⼊に携われることは⼤きな魅⼒です。⼀⼈では成し得ないプロジェクトを、数多くの関係者と協⼒しながら推進し、皆の⼒を結集して成功に導けた時は、⼤きな達成感を感じます。
嬉しかったエピソード
プロジェクト完了後に「任せて良かった」と声をかけてもらえた時は、心底嬉しく思ったと同時に、お客様や関係者の協力があって初めて成し得たものだと気づき、周囲への感謝の気持ちが自然に湧き出てきたことをよく覚えています。お客様からの温かいお褒めの言葉が何よりの励みとなり、現在も、「任せて良かった、また任せたい」と思われるような仕事の進め方を心がけています。
印象に残っているエピソード
ICT工事の施工管理を担当していた際、大規模なICT設備を厳しい工期のなかで納めなくてはならない大きな難局がありました。問題解決のため、社内関係者や協力会社と毎日協議して問題があれば迅速に解決し、進捗を日々確認しながらスケジュールを更新するなど努力を重ね、その甲斐あって、納期内に完成させることができました。大きな課題を乗り越えるうえでは、不安や問題を躊躇(ちゅうちょ)なく共有できる関係づくりと円滑なコミュニケーションが最も重要であると実感しました。
これから挑戦したいこと
お客様の⽬線に⽴って事業性や使い勝⼿を最⼤限に向上させるソリューションを設計・導⼊できる情報技術者をめざしています。建設業におけるICTのプロフェッショナルとして、常に情報分野の新しい技術にアンテナをはりながら、建築やICTに関する理解をより深めていきたいと考えています。また、斬新なアイデアも⼤切にするようにしています。常識や既成の枠にとらわれない柔軟な考えこそが、新鮮でより良い答えにたどり着くために必要なのではないかと思っています。
ある1日の流れ
8:30
出社、メールチェック
9:00
課の打ち合わせ
10:00
リモート会議にてお客様と打ち合わせ
11:00
打ち合わせ議事録作成など、事務作業
12:00
昼食
13:00
工事事務所へ移動
13:30
現場担当者・協力会社と打ち合わせ
15:00
現場内の状況確認
16:00
図面チェック、打ち合わせ資料作成など
17:30
退社
※所属およびインタビュー内容は、取材当時のものです。
社員の声
板倉 崇理
本社DX本部BPR部推進第一課 主任
2015年入社
2015年4月~2016年3月
大阪本店管轄工事事務所 職員
大阪府の大学キャンパスの新築・改築工事現場で、掘削工事から基礎・躯体工事・仕上げ工事・竣工まで施工管理を担当。
2016年4月~2017年3月
本社建築本部PDセンター(大阪) 職員
大阪本店をメインとしたBIMの推進業務において、主に構造設計分野でのBIM部品の作成支援・BIMソフト講習の開催・BIM入力担当者のサポート、現場の生産設計担当者のサポートなどを担当。
2017年4月~2018年4月
本社建築本部PDセンター 職員
全社的なBIMの利用環境の整備業務において、社内で扱うBIMソフトのテンプレートや部品の整備、社内向けのBIMソフト操作マニュアルの作成を担当。
2018年5月~2019年5月
本社グローバルICT推進室 職員
現場などで使うiPadアプリの運用・開発業務、BIM・CADソフトのライセンス管理業務を担当。
2019年5月~現在
本社建築本部iPDセンター企画管理部(現 デジタル推進室iPDセンター技術管理部) 職員/主任
社内で扱うBIMソフトのテンプレートや部品の運用管理、社内向け文書の整備など、全社的なBIMの利用環境整備業務のほか、技術開発チームでBIMデータのさらなる利活用に関する技術開発も担当。
仕事内容
BIMに関する社内の利用環境整備や技術開発です。利用環境整備では、例えば社内で使用するBIMの部品の仕様決め、部品の作成と運用管理、BIMモデル入力の社内ルールの策定・関連資料の整備などをしています。技術開発では、BIMから得た数量情報をもとに建物のコストを算出するシステムや、入力されたBIMモデルの正しさや進捗を効率的にチェックするシステムの開発に携わっています。
入社動機
大学院の研究室は建築・土木分野でのICT活用に関する研究室でした。就職活動をしていくなかで、ものづくりを本業としている会社でICTに携わりたいと思い、建設業の会社を調べていました。そこで、大林組で情報系採用の募集があることを知り応募しました。実際に業務の説明を受けて、大林組の情報系部門であれば自分がこれまで学んできたことを活かして働くことができると感じました。建設業界は何社か受けていたのですが、第一志望かつ最初に内々定をもらったということに縁を感じ、大林組に決めました。他社とは違い、入社後に現場施工管理業務を含め、ジョブローテーションで複数の部署を経験することができるのも決め手の一つでした。
入社して意外だったこと
就職活動で最初に会った大林組の社員は部長クラスの方々でしたが、面談での話しやすさや、周囲の部下の方々とのコミュニケーションの様子から、働きやすい雰囲気であると感じていました。実際に入社してみても、その印象は変わらず、これは大林組の社風なのかなと感じています。
また、入社してから感じたのは会社の規模の大きさです。建設プロジェクトは現場だけでなく常設部門も含めさまざまな部署の関係者が協力して進んでいくことを実感しました。
仕事のやりがい
建設業における情報系の業務は、あまり目立たないかもしれませんが、反面、建設とICTという2つの専門性を持っていることが強みでもあります。両方の専門性を活かし、建設とICTの橋渡し役になれることは情報系部門ならではだと思います。また、ICTやBIMに関わる業務の特性上、最先端の技術に触れることができるのも面白い部分であり、業界のなかでも先進的な取り組みをしていると自負しています。
嬉しかったエピソード
実際の建設プロジェクトでBIMを使っている社員から質問や相談を受けることが時々あります。似たような質問であってもその人によって背景や状況が異なるため、相手に合った回答をする必要があります。自分の回答が問題の解決につながり、その人の役に立てた時は嬉しいと感じます。また、そういった対応を重ねていくことによって自分の能力の確認・向上にもつながり、以前よりスキルが上がったと感じられることも嬉しいことです。
印象に残っているエピソード
グローバルICT推進室(現 デジタル推進室)にいた頃のiPadアプリの開発です。社内の利用部門のニーズを汲み取り要件定義をし、システム開発会社への見積、発注や、関連する社内手続きも含めてすべてが初めての経験でした。実際に開発が始まってからも、社内利用部門、システム開発会社、大林組の情報子会社とこまめなやり取りを行いながら、1つのアプリをリリースするために多くの関係者との調整が必要なことを実感しました。
想像力を働かせて先々必要となりそうなことを事前に準備しておくこと、コミュニケーション時に相手の立場によってこちらの伝え方を工夫するといったことは、現在の業務でも役に立っています。
これから挑戦したいこと
デジタルデータの利活用をもっと進めたいと思っています。建設業では業務のなかでさまざまな情報を扱っていますが、散在している情報、各システムにしかない情報、あるいはそもそもデジタル化されていない情報もたくさんあります。情報技術を用いてそれらのデータの交通整理をすることで、デジタルデータの利用価値を高め、最終的には良い建物をお客様に提供することにつなげたいと思っています。現在の業務ではお客様と直接会う機会はないのですが、大林組に発注して良かったと思っていただけるように、情報系部門の立場から貢献していきたいと考えています。
ある1日の流れ
8:30
出社
9:00
設備分野のBIM部品仕様についての打ち合わせ
10:00
打ち合わせ議事録作成・課題整理
10:30
午後の打ち合わせ資料作成
12:00
昼食
13:00
技術開発の週例打ち合わせ
14:30
技術開発関連作業(プログラムのデバッグなど)
19:00
退社
※所属およびインタビュー内容は、取材当時のものです。
04教育プログラム
大林組の情報系部門(DX本部(デジタル各部・iPDセンター)、情報エンジニアリング部)では、1つの部門に固定されることなく、
多くの経験を重ねることができるキャリアプランを用意しています。
情報系部門に配属される場合のジョブローテーション(例)
建築職
入社後1~2年間で施工管理(現場)の実務を経験し、その後3~4年で情報部門のうち2部門を経験。
設備職
入社後2年間で設備設計と施工管理(現場)の実務を経験し、その後3~4年で情報部門のうち2部門を経験。
事務職
入社後3年間はDX本部で実務を経験、その後、本社・本支店の各部門を経験。
ジョブローテーション後は、本人の希望や適性を踏まえたキャリアプランによる配属が基本となります。
異なる情報系部門でキャリアを積むことは、「ICT」という共通軸をもとに多様な業務を経験することによって、幅広い視点と知見、および人とのつながりを得ることができるメリットがあります。
また、人事部や各職種が実施する研修にも参加し、スキルアップをめざします。
05人事からのメッセージ
Message
06トピックス
スマートビルプラットフォーム
WELCS place® (ウェルクスプレイス)
「WELCS place® (ウェルクスプレイス)」は、スマートビル向けの複数アプリを、同一のユーザーインターフェース上で一元的に管理できるスマートビルプラットフォームです。
国内外の複数企業とのオープンイノベーション手法により開発しました。
大林組の研修施設Port Plusに導入し、入退管理、照明・ブラ インドの制御、エネルギー情報などをデジタルサイネージで 連携するなど、建物の省エネルギー化と、利便性、快適性の 向上を実現しています。
ビジュアル工程管理システム
「プロミエ」
BIMモデルは単なる3次元データではなく、1つ1つの部材に様々な情報を付与することができます。現在開発している「プロミエ」は、部材に日付を付与することで工事の予定・進捗の管理を効率化するwebアプリケーションです。
工程管理や出来高資料の作成など、重要かつ時間のかかる業務を今までは紙とペンで行っていました。これらの業務をiPadだけで簡単・効率的に行えるようになります。
屋内ドローンによる施工管理
現在、屋外だけでなくGPSの届かない屋内でも安全に飛行できるドローンの開発が進んでいます。当社では建設現場の安全巡視・進捗確認といった施工管理業務への活用を検討しています。
事務所にいながらドローンを操作して点検業務を行ったり、決められた時間に自動で現場内巡視をしてくれる、といったことが当たり前になる日も近いです。