Jobs
事務
技術者が約8割を占める大林組において、会社と現場の間に立ち、時にリードし、時にフォローに回りながら組織をまとめる役割を担っています。
具体的には、各技術部門を束ね建設プロジェクトをリードする「営業」、不動産の賃貸・運用などに携わる「開発」、資機材の調達などを行う「生産支援」、施工現場の労務管理や会計業務などを担う「現場事務」、そして経理や総務、人事、ICTといった経営資源を運営する「管理」など幅広い業務があります。
01事務系の特徴
入社後の配属は主に総務、人事、財務、経理などの管理部門のほか、営業支援部門、開発部門、生産支援部門、事業企画部門などです。そこではOJTを通して、社会人としての基礎知識やマナーを学び、社内ルールを習得していただきます。2部署目以降ではこれらの部門に加え、現場事務も配属先の候補に加わります。そしてジョブローテーションを終了した4部署目以降で志望度と適性を判断し、海外勤務、営業へ配属される可能性があります。
事務職の配属先は幅広く、大まかに分けると「営業・営業支援」「開発」「生産支援」「現場事務」「管理」「新領域」があります。これほど幅広い領域を経験できる可能性があるのは事務職だけです。
03社員の声
村田 達哉
東京本店建築事業部営業部主任
2010年入社
長谷川 桂
東京本店生産事務部職員
2018年入社
社員の声
村田 達哉
東京本店建築事業部営業部
主任
2010年入社
2010年4月~2013年8月
大阪本店総務部管理課 職員
新入職員研修終了後、大阪本店ビル内の施設や備品全般の管理業務を担当。
2013年9月~2017年5月
大阪本店生産事務部(現場事務) 職員
駅前の再開発現場と研究所の新築現場で総務、経理など事務業務全般を担当。
2017年6月~2019年7月
東京本店建築事業部営業企画部 職員/主任
工事受注のための工事計画情報を収集するなどの営業支援業務を担当。
2019年8月~現在
東京本店建築事業部営業部 主任
主に製薬・医薬・食品・化学メーカーのお客様を担当。
仕事内容
営業担当として、お客様にどのような建物を必要としているのかニーズを聞き出すとともに、プロジェクトマネジャーとして社内の技術系社員を巻き込み、最適な提案をつくり上げていく仕事をしています。お客様から信頼を得るためには、良好な人間関係を構築し、プロジェクトの有力情報を引き出していくだけでなく、社内の多くの関係者を巻き込み、一丸となってプロジェクトを進めていくことが必要です。社内関係者一丸となることで、お客様が求めている以上の品質の建物を提供していくことができると考えています。
入社動機
業界に興味を持った理由は、自分が携わったプロジェクトが、数十年・数百年と建築物としてかたちに残り、多くの人に影響を与えることができることに魅力を感じたからです。「この製品は父さんの会社が作ったんだ」と誇らしげに私に説明していた父の姿に憧れていたことも、この業界を志望したきっかけとなりました。
そのなかで大林組は、他社と比べて、学生に対して真摯に対応する姿勢を感じたとともに、事務系でもプロジェクトの中心となって活躍できると感じたため、入社を決めました。
入社して意外だったこと
入社前は、建設業で働く人は「豪快」というイメージでしたが、入社してみると、真面目な人が多いという印象を受けました。
大きな建物を造るために、社員が一丸となって仕事をしており、温かみの社風であったという点は入社前のイメージと変わりませんでした。
仕事のやりがい
建設業は一品生産のものづくりのため、プロジェクトの進め方は案件によってさまざまでマニュアルは存在しません。営業担当は、プロジェクトマネジャーとして、お客様にとって、また大林組にとって最適な提案は何か、そのために各部門のプロフェッショナルと相談しながら、方向性を決めていき、一つの建物を完成させていきます。そこに最大のやりがいと魅力があると感じています。
嬉しかったエピソード
大林組の営業部門は、年齢に関係なく、時に何十億・何百億というビッグプロジェクトに携わるチャンスがあります。以前そのチャンスが私にもやってきた時、初めは当然分からないことだらけでしたが、上司や先輩の助けを借りつつ、関係部門と何度も打ち合わせを重ね、無事受注できた時は、今までに経験のない喜びを感じることができました。
印象に残っているエピソード
入社してから約10年、英語を使う業務をほとんど経験していなかったなかで、英語対応を必要とするお客様を担当することとなり、大変苦労しました。
当然、お客様は私の英語の上達を待ってくれるわけではないため、上司や他部門の方に協力を仰ぎながら、何とか提案書やプレゼン資料を作成し、ある入札案件においては工事の受注を達成することができました。
これから挑戦したいこと
デジタル化、グローバル化、働き方改革によるテレワークの普及など、お客様の求める建築物の考え方も大きく変わりつつあります。
大林組の営業担当として、どんな業種のお客様であっても、そのお客様のニーズを引き出し、社内関係者と協力しながら、長期間ご愛顧いただける建築物を提供していきたいと考えています。
ある1日の流れ
8:00
出社、スケジュール・メールチェック
8:30
Web会議(施主定例会議)
10:00
設計打ち合わせ(提案書作成のため)
11:30
移動・昼食
13:00
客先往訪
15:00
移動・帰社
16:00
生産部門と打ち合わせWeb会議
16:30
提案書作成、メールチェックなど
18:30
退社
※所属およびインタビュー内容は、取材当時のものです。
社員の声
長谷川 桂
東京本店生産事務部
職員
2018年入社
2018年4月~2021年5月
本社経理部 職員
本社経理部 職員
新入職員研修終了後、常設(内勤)と現場の経理として、伝票の処理、入金照合、決算報告内容の確認などを担当。
2021年5月~現在
東京本店生産事務部 職員
下請負契約締結、派遣・出向契約に関する渉外業務、請求書処理など、現場における事務全般を担当。
仕事内容
現場における経理や総務、人事、ICTなど、事務全般を担当しています。現場事務の役割は、工事事務所で働くあらゆる人々が円滑に業務にあたることができるよう支援し、現場の生産性向上に貢献することだと考えています。具体的な業務としては、お客様に提出する書類の作成や協力会社との契約手続き、請求書処理、派遣・出向社員の管理、事務所のレイアウト工事の手続き、決算業務などがあります。さまざまな社内外の関係者とコミュニケーションをとりながら進める業務が多く、イレギュラーな事態も起きますが、同じ部署のメンバーにフォローをしてもらいながら、日々対応をしています。
入社動機
大学時代は、都市構造と暮らしをテーマに卒業論文を執筆するなど、建物や文化と人の暮らしの関係性に興味がありました。就職活動では、建物づくりのあらゆるフェーズに携わることができるのは建設業だと考え、第一志望としました。企業研究を進める中で、「数多くの部署が関わり合いながら一丸となって、街に残り、後世に継がれていくような建物づくりをする」という建設業界の仕事のイメージを掴むことができました。その助けになったのが、OBやOGなど社員の方々との面談です。やりたいことを見定めている方、これから見つけたいと語る方などさまざまな方がいましたが、大企業でありながらチャレンジすることができる風土があるように見えたのも魅力的でした。
入社して意外だったこと
建設業界はICT化の遅れや長時間勤務などが課題とされがちですが、入社してみるとICT化へ前向きな姿勢であったことに驚きました。経理部でも生産事務部でも、業務効率向上のためのICT化をめざすチームが作られており、社内のシステム部門やグループ会社のシステム会社と連携して要望収集やシステム改善を日々行っていました。現場では「現場お助け隊」というチームが各現場の事務所のICT化を支援しており、業務改善や働き方改革につながる良い取り組みが各所で進められていると感じます。
仕事のやりがい
営業や開発、生産支援、管理、現場事務など幅広い部署に配属される事務系社員は、建設事業のさまざまなフェーズに携わることができる、ある意味特殊な職種だと考えています。経理部で得られた知識や、これから生産事務部で学んでいく知識、それぞれ小さな積み重ねではありますが、各部署で培った経験をもとに、自らの意思で進めることのできる業務が増えたと感じた時や、関係部署の方々の役に立てた時に特にやりがいを感じます。
嬉しかったエピソード
経理部2年目では不動産部門を担当しました。難解な経理処理や大きな金額が動く案件、イレギュラーな対応を求められることも多く大変でしたが、大規模な案件の一端を担っていることにわくわくする気持ちもありました。まだまだ未熟ではありましたが、この頃には自分で判断できることも増え、担当部署の方に頼りにされ、それに応えることができた時は自らの成長を感じることができてとても嬉しかったです。生産事務部では、日々さまざまな依頼が舞い込んできます。それに優先順位をつけながら仕事を進めるのに苦労することもありますが、その分感謝されることも多く、明日も頑張ろうという気持ちになれます。
印象に残っているエピソード
経理部の決算期はやはり忙しく、1年目の時はただ指示されたとおりのことをがむしゃらにこなしていました。業務の目的や繋がりを意識できていなかったため、先の業務にまで考えが至らず、スケジューリングが甘くなったことが後々に影響してしまったり、他部署に迷惑をかけてしまったりと、失敗することもありました。しかし、そんな時は上司や先輩が支えてくれ、自分でも工夫することで少しずつ業務の目的や繋がりが理解できるようになりました。業務に優先順位をつけること、先のスケジュールを自分なりに考えることの大切さ、ミスをしてしまった時の反省、早めの相談など社会人として大切な基礎を学びました。
これから挑戦したいこと
まずは現場事務として一人前になることを目指して頑張ります。現在の担当現場は規模が大きく、求められることは今後多くなっていくと思います。事務所で働く方々の信頼を得られるように日々の業務に取り組んでいきたいです。経理部では会計処理を学び、現在はゼネコンの最前線である「現場」という視点から業務をしていますが、今後は建築や土木の事業本部で会社の核となる領域の業務にチャレンジしたいです。大林組において事務系社員が活躍できるフィールドは多岐にわたっているので、多くの経験、挑戦をして、会社はもちろんのこと、社会に広く貢献できるように成長していきたいと考えています。
ある1日の流れ
8:15
出社、メールチェック
8:30
請求書内容チェック
10:00
協力会社との契約手続き
11:00
新規派遣職員の契約書確認、社内手続き
12:00
昼食
13:00
経費データの確認
15:00
新規赴任者用のPC機器設定
16:00
安全衛生協議会の準備
17:00
お客様へ提出する書類の準備
18:00
翌日の業務確認、退社
※所属およびインタビュー内容は、取材当時のものです。
04教育プログラム
事務新入職員専門研修
- 社会人としての心構えや姿勢を学ぶ
- 大林組の事務職員としての基礎的な知識および能力を身につける
フォロー研修(入社1年目)
- コミュニケーションの基本的な力を身に付け、業務遂行能力を高める
事務基礎Ⅰ~Ⅲ研修(入社3年目、4年目、7年目)
- 仕事を進めるうえで必要な論理的思考方法を習得する
- 他者と円滑なコミュニケーションを行い、効果的に仕事を進めるために必要な考え方やスキルを習得する
- 周囲を巻き込んで課題を解決する能力を習得する
など
05人事からのメッセージ
Message
06トピックス
タイ・バンコック都心部で大林グループの不動産開発プロジェクトを推進
大林組のグループ会社であるタイ大林では、首都バンコックに賃貸オフィスビルを建設し、賃貸事業を行う計画を進めています。当該ビルは地上29階建て、延べ床面積約8万5000㎡、2021年末の完成を予定していします。完成すれば大林グループが単独保有する賃貸ビルとしては、国内外を通じて最大規模を誇ります。このプロジェクトでは、大林組の開発部門から事務職社員を現地に派遣し、タイ大林の社員とともに用地選定、土地所有者との交渉、プロジェクトの企画・立案を行い、今後はテナント誘致などを行っています。