この年
1月17日早朝、兵庫県南部を中心に最大震度7の激震が襲った。家屋の全・半壊数約25万戸、被災者約32万人と戦後最大の災禍に遭った阪神・淡路大震災である。大林組は全社を挙げて復旧支援体制を整え、現地へ社員や作業員を派遣し、資機材や緊急物資の手配などに奔走した。この震災を機に、建造物の耐震性や安全性などへの関心が高まっていく。東京の墨田事務所と、技術研究所の免震ビル内に「防災情報センター」を新設したのも、阪神・淡路大震災の教訓を踏まえてのことである。
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1995年の大林組
- 2月
- 大阪ワールドトレードセンタービルディング竣工
- 2月
- 在日アメリカ合衆国大使館大使公邸改修竣工
- 3月
- そめい野、みずきが丘竣工
- 3月
- 瑞龍寺保存修理工事竣工
- 4月
- キリン本社ビル竣工
- 4月
- マリンメッセ福岡竣工
- 5月
- ビバリーヒルズホテル(アメリカ)改修竣工
- 9月
- 自動化建設システム「ビッグキャノピー」を実用化
- 10月
- 西宮神社(震災復旧)竣工
- 11月
- 駿府公園東御門竣工
社会の出来事
- 1月
- 兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)発生
- 3月
- 地下鉄サリン事件発生
- 4月
- 東京為替市場、1ドル=79.75円の史上最高値
- 4月
- 青島東京都知事、都市博中止を決断
- 11月
- パソコンの「ウィンドウズ95日本語版」発売
建設業界の動き
- 1月
- 建設大臣が建設業界に大震災復旧への協力を要請
- 4月
- 建設省「建設産業政策大綱」策定
- 6月
- 地震防災対策特別措置法公布
- 10月
- 第2東名・名神高速道路起工