社会との良好な関係の構築(社会貢献)
良き企業市民として、社会貢献活動を推進しています。
社会貢献基本方針
大林組は、企業理念で「持続可能な社会の実現への貢献」を掲げており、その具体的な取り組み方針の一つとして「社会貢献基本方針」を制定しています。その中で、大林組の事業と関連性が高く、サステナブルな社会の実現に資する4つの重点分野を定め、良き企業市民として社会貢献活動を推進するとともに、社会課題の解決をめざしています。これらの分野は、大林組の長期ビジョン「Obayashi Sustainability Vision 2050」において、2050年のあるべき姿として定義する「『地球・社会・人』のサステナビリティ」と密接に関連しており、社会貢献活動を通じた同ビジョン実現に積極的に取り組んでいます。
大林組社会貢献基本方針
私たちは、持続可能な社会の実現のため、大林組基本理念に基づき、良き企業市民として社会の課題解決に積極的に取り組みます。
- 1 会社の取り組み姿勢
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- (1)国内外の事業または事業を超えた活動を通じて、グローバルな視点で経営資源を活かした社会貢献活動を推進します。
- (2)地域社会やNPO・NGO、行政など社会の様々な活動主体と連携し、互いの特長を活かした社会貢献活動を推進します。
- (3)社会貢献活動の内容を広く社会に開示します。
- 2 社員の参加
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社員が自主的に社会に参画することが、社会の発展と社員の成長につながるとの考えのもと、社員が一市民として行う社会貢献活動を支援します。
- 3 グループ会社の活動
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グループ会社は、大林組社会貢献基本方針に基づき、それぞれの経営資源を活かした社会貢献活動を推進します。
重点分野
- ・地球環境への配慮
- 「低炭素社会」「循環社会」「自然共生社会」の実現に向けて、地球環境に関する課題解決に取り組みます。
- ・防災と災害時の復旧・復興
- 建設産業の使命として、経営資源を有効に活用して、災害に対する備えと災害時の復旧・復興に取り組みます。
- ・地域社会との共生
- コミュニティの一員として、それぞれの地域社会の要請を踏まえた活動を通じて、より良い地域社会の実現に努めます。
- ・次世代の育成
- ものづくりの魅力を伝えることを通じて、建設産業の未来を担う次世代の育成を支援します。
2011年7月1日制定
重点分野への取り組み
関連情報
- 環境省認定の自然共生サイト「技術研究所の雑木林」でキンランの観察会を実施(2024.06.03付)
- 大林組技術研究所内の雑木林が環境省の「自然共生サイト」に認定、30by30の達成に貢献(2024.03.05付)
- 国土緑化推進機構「緑の募金」への継続的な取り組みで林野庁長官から表彰(2019.11.01付)
- 11年連続、技術研究所の雑木林に咲く貴重種キンランの観察会を実施(2019.05.27付)
- 新東名高速道路稲木トンネル建設に伴う生き物引っ越し大作戦(大林組第3回環境表彰を実施しました)(2012.01.10付)
- 新東名高速道路の建設地で地域住民の皆さんとヤマザクラを植樹(2011.12.07付)
防災と災害時の復旧・復興
関連情報
- 「南海トラフ巨大地震」を想定した震災訓練の実施(2024.08.28付)
- 令和6年能登半島地震に対する支援について(2024.02.26付)
- 令和2年7月豪雨に対する支援について(2020.08.25付)
- 令和元年台風第19号に対する支援について(2019.11.25付)
- プロジェクト最前線 西日本豪雨で寸断された道路の復旧に挑む(2018.12.20付)
- 平成30年7月豪雨に対する支援について(2018.08.24付)
- 平成29年7月九州北部豪雨に対する支援について(2017.08.28付)
- プロジェクト最前線 東北を復興から創生へつなぐ道(2016.03.09付)
- 東北の復興プロジェクト・吉浜釜石道路で初のトンネル貫通(2015.08.27付)
- 三陸沿岸の「復興道路」建設現場で地元小学生と稚魚5000匹を放流(2015.06.10付)
- 被災地の高校生に宇宙エレベーターを講演(2015.03.10付)
地域社会との共生
関連情報
- プロ野球 東京ヤクルトスワローズ公式戦に少年野球チームなどを招待しました(2024.09.10)
- 東京ヤクルトスワローズ公式戦に少年野球チームなどを招待しました(2023.09.04)
- ヴィッセル神戸のサッカー観戦に子どもたちを招待(2021.02.26付)
- 長野・木島平でU-12サッカーフェスティバル 大林カップを開催(2019.09.30付)
- 大林組プレゼンツ フレンドリーシートに少年・少女野球チームなどを招待しました(2019.08.21付)
- 国内初となる山岳トンネル技術を新名神野登トンネルで公開(2015.06.15付)
- 大林組はスペシャルオリンピックス日本を応援しています(2015.02.19付)
- 北海道・当麻(とうま)ダムのリニューアル現場を地元小学生が見学(2014.09.05付)
- 技術研究所の太陽光発電施設で東京消防庁の安全研修に協力(2014.08.06付)
- 新名神高速道路のトンネル現場で小学生に建設工程を紹介(2014.03.26付)
- 近畿自動車道 紀勢線の見草トンネル建設現場で見学会(2014.02.24付)
- 熊本県 八代日奈久(やつしろひなぐ)太陽光発電所で見学会を実施 (2013.11.18付)
- 中部横断自動車道 富士川橋(仮称)の建設現場で親子見学会 (2013.10.21付)
- 技術研究所で「土木の日」 見学会を開催しました (2012.12.20付)
- 新東名高速道路のトンネル貫通式を地域住民800人と共に(2012.11.22付)
- 外環道のトンネル建設現場で親子見学会(2011.09.02付)
- 東京都立港特別支援学校の職場実習に協力しました(2011.01.14付)
- 受刑者による盲導犬育成、涙の修了式(2010.01.20付)
次世代の育成
大林組は「児童の権利に関する条約」および「子供の権利とビジネス原則」を支持し、「児童の権利に関する条約」の4つの柱である子どもの「生きる権利」「育つ権利」「守られる権利」「参加する権利」を尊重しています。その活動として、次世代の育成を社会貢献の重点分野のひとつに掲げ、取り組みを進めています。
関連情報
- 技術研究所で清瀬市の小学生約400人を招いて「土木の日」見学会を開催(2024.12.25付)
- 東京都の小中学校教員の民間企業研修を実施(2024.10.29付)
- 大林組技術研究所で女子中高生を招いて「夏のリコチャレ2024」見学会を開催(2024.10.04付)
- 高校生約50人が建設業10工種を体験する「けんせつ職業体験フェスタ」を開催(2024.05.07付)
- 大林組技術研究所で女子中高生を招いて「夏のリコチャレ2023」見学会を開催(2023年8月29日開催)
- 内外テクノスが夏休み子ども木工教室を開催(2023年8月5日開催)
- ジャヤ大林がジャカルタ日本人学校の子どもたちに特別授業を実施(2023.01.27付)
- 子どもたちが首都高速1号羽田線の建設現場で「けんせつ探検隊」に参加(2022.09.16付)
- 香川・病院建設現場で女子小中学生が「けんせつ小町」を体験(2019.10.09付)
- 学生向け「OBAYASHIテクノロジーセミナー2019」参加者を募集 (2019.07.17付)
- 開通前の東海環状自動車道を地元小学生が見学(2015.04.21付)
- 日本の伝統建築を学ぶ学生が東京・祐天寺で曳家工事を見学(2015.01.15付)
- 大阪科学技術館の大林組の建設ブースをリニューアル(2014.04.22付)
- 市立広島工業高校電気科の生徒が再生可能エネルギーを学ぶ(2014.02.05付)
- 建設技術に活きる数学の力を高校の先生に講演(2013.02.04付)
- 鹿児島県阿久根市の高校理科の先生にメガソーラーを講演(2012.12.28付)
- 宮城県亘理町のがれき処理施設で見学会を開催しました(2012.12.07付)
- 京都・桂高校の生徒たちと津波堆積土のあぜを緑化試験(2012.11.02付)
- 朝日新聞の高校生向けセミナー「未来を切り拓く理工学のチカラ」で講演 (2012.10.30付)
- フランス料理店「ルポンドシエル」で子どもの食育講座を開催 (2012.09.11付)
- 足立区の千住関屋ポンプ所で社会科見学(2012.9.4付)
- 中央区子ども環境サミットを応援し、技術研究所で見学会を開催(2012.04.18付)
- Jリーグ「FC東京」のホームゲームに子どもたち123名を招待(2012.01.23付)
各種社会貢献活動
スポーツ活動への支援

大林組は、社会貢献活動の一環としてスポーツ活動への支援を行っています。トップアスリートを支援する制度「アスナビ」を活用して、2012年にスノーボード・アルペンの家根谷依里(やねたにえり)選手を採用したことに続き、2019年4月から、スキー・ジャンプの岩佐明香(いわさはるか)選手を採用しています。
岩佐選手の応援サイトに活動内容や今後のスケジュールなどを掲載しています。
THE BRIDGE

THE BRIDGEは、食事とともにアートを鑑賞できるフレンチレストラン「ルポンドシエル」に誕生したギャラリーです。現代アート作家の支援として、関西を拠点に活躍する作家をはじめ、さまざまな作家の作品を展示しており、どなたでも入場が可能です。大林組は、アートを活かした空間づくりにより、新たなコミュニケーションの場を生み出し、地域社会との交流を図っています。
大林財団の奨学金

(公財)大林財団は、都市に関する研究や国際会議への助成事業、研究者を表彰する顕彰事業とともに、都市に関する分野の仕事や研究に就くことを目指す学生を対象とした奨学事業を2011年から行っています。
マッチングギフトプログラム
大林組は、社員有志の寄付金に会社も同額を上乗せして寄付するマッチングギフトプログラムを2014年度から導入しています。役職員は毎月一口100円から寄付金の積み立てが可能です。寄付先は、社会貢献基本方針にのっとり「被災者支援」「地球環境」「社会貢献」分野で活動する団体から選定しています。
寄付の仕組み
ファンド型
役職員が毎月の給与から積み立てた寄付金に対して、会社が同額を上乗せして、分野ごとに団体へ寄付

サポート型
役職員が個人名義で寄付した団体に、役職員による寄付と同額を上限として会社も寄付

寄付額の推移
これまでに、災害時の緊急支援を含め、58の団体および自治体に総額4億4,400万円の寄付を実施しました(2023年度社員参加率9.8%)。
主な寄付先
- 被災者支援:中央共同募金会、ピースウィンズ・ジャパン、国連NHCR協会など
- 地球環境:国土緑化推進機構「緑の募金」など
- 社会貢献:日本盲導犬協会、セカンドハーベスト・ジャパン、あしなが育英会、ジョイセフ、プラン・インターナショナル・ジャパンなど

寄付先事例
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(公財)プラン・インターナショナル・ジャパン
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(特非)ピースウィンズ・ジャパン
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(公財)ジョイセフ
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(公社)国土緑化推進機構
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(特非)セカンドハーベスト・ジャパン
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(公財)日本盲導犬協会