良質な建設物・サービスの提供(品質)
お客様が安心し、満足し、誇りを持って使うことができる建設物を提供するため、
一貫した品質管理と継続的な改善に取り組んでいます。
品質管理体制
大林組は品質方針のもと、ISO9001に基づいた品質マネジメントシステム(QMS)を構築し、建築・土木とも品質担当役員をQMS最高責任者として企画・設計・施工・アフターサービスの各段階において、一貫した品質管理と継続的な改善を行っています。
品質方針
お客様満足の向上をめざした継続的改善の実践に基づき、お客様に安心し、満足し、誇りを持って使っていただける建設物を提供し、もって、大林組に対する信頼を高め、会社の一層の発展を図る。
基本目標
- 1 お客様のニーズを的確に把握する。
- 2 お客様のニーズを専門的立場から、適切な品質に展開し、適合させる。
- 3 適用される法令、基準、規格を満足させる。また、環境条件、社会条件に適合させる。
- 4 常に技術開発を行い、最適な保有技術を用いる。
- 5 経済性を保つ。
- 6 工期を守る。
- 7 安全に施工する。
- 8 不具合の再発を防止する。
- 9 完成した建物について、顧客のニーズに適切に対応する。
- 10 常に業務の改善、向上を図る。
品質マネジメントシステム(QMS)推進体制

ISO9001の認証状況については、一般財団法人建材試験センターのサイトをご覧ください。
品質を支える人材の育成
大林組は技術者の施工管理能力の向上を目的とし、入社年次に応じて、専門知識を学ぶ講義や演習型の技術研修など各種プログラムを実施しています。


各種研修プログラム
新入社員を対象に、富士教育訓練センター(※1)で測量、鉄筋・型枠の組み立て、材料検査などの建設現場作業を体験する研修を行っています。自ら手を動かすことで実際の手順や作業の難しさを学び、能力の向上を図ります。
入社4年目までの社員には、年次に合わせた専門知識の習得や施工計画に関する技術をグループワーク中心に学ぶ、技術研修を毎年行っています。
また、中堅社員を対象とした演習型の技術研修など、レベルの高い品質・現場施工管理のための各種プログラムを実施しています。
そのほか、ヴァーチャルリアリティ(VR)技術を活用した最新の品質管理研修なども行っています。
※1 職業訓練法人全国建設産業教育訓練協会が運営する建設技術者・技能者の教育訓練施設

研修施設の整備
大林組では、自社施設である東日本ロボティクスセンターと西日本ロボティクスセンター内で研修設備を用意しています。建築・土木・設備・機電など職種ごとに専門知識の習得や施工計画に関する技術を学ぶ研修を通年で行っています。
また、大林グループのタイ大林は、2015年5月に施工技術のトレーニングセンターを開設しました。最新の設備を備えた施設で、若手や中堅の社員が熟練技術者から指導を受けています。
品質に関する技術開発
多種多様なお客様のニーズに、より低いコストと短い期限でお応えするために、「お客様がどのような問題を抱え、その解決にはどのような技術が必要か、またその技術を社会的な課題の解決にどのように活かすことができるか」を常に考えながら、お客様への最適な提案と、それを可能とする技術開発を進めています。
大林グループでは、工期短縮やより安全性の高い施工などお客様からの品質要求に応えるため、最新技術を駆使して、測量、調査、設計、施工、検査などのすべてのプロセスで生産性の向上に取り組んでいます。AR(拡張現実)やドローンなどによる3D 計測、BIM/CIMやMR(Mixed Reality:複合現実)を活用した施工プロセスの可視化、遠隔操作による建設機械の無人化など、ICTやAI、ロボット技術を積極的に開発・導入しています。