新領域ビジネス
新たなビジネスの探索と事業化により成長への新機軸を拓く
新領域ビジネスの分野では、社会課題の解決に向けて大林グループの持つコア技術を活用し成長市場に展開するとともに、PPP・コンセッションへの取り組みも強化します。また、大林グループの4事業(国内建設、海外建設、開発、グリーンエネルギー)の技術シーズを新たなビジネスモデルと組み合わせて事業化をめざします。
事業戦略
新たなビジネスの探索と事業化により成長への新機軸を拓く
- 社会課題の解決につながる以下の4つの領域を成長性のある市場領域として捉え、大林組のコア技術を活用し、新たなビジネスモデルの確立に注力①カーボンニュートラル、②ウェルビーイング、③デジタル化や革新的技術がもたらす既存産業構造の変革、④規制緩和や多様な発注形態方式がもたらす新たな市場成長性
- 収益モデルの探索と実施(PPP・コンセッションなどの発注形態への参入検討、サブスクリプション・プラットフォームビジネスなどのさまざまな収益モデルの試行)
事業戦略策定に至った背景
- 既存の価値観が大きく変化する不確実で複雑な時代
- カーボンニュートラルやウェルビーイングなどの潮流への対応は、地域を問わないグローバルな社会課題であり、これらに対する取り組みは企業存続の前提条件との認識
- 大林グループの持続的な成長を目的としたサステナビリティ課題への解決に向けた既存事業の変革と新たなビジネスモデル創出は重要な経営課題
具体的な取り組み
- 建設事業で培った技術やノウハウにデジタル技術を掛け合わせることによる、①顧客提供価値の改善・改革、②新たな価値の創出、③請負契約以外での収益化
- 既存事業(建設事業、開発事業、グリーンエネルギー事業)とのシナジーを活用し、建設DXや都市プラットフォーム、アグリ&バイオ、宇宙といった注目市場においてビジネスシーズを探索し、ビジネスモデルの確立への推進に注力
- 事業開発プロセスの整備と運用(ISO56002 Innovation Management Systemに基づいた事業開発プロセスの構築と運用管理)による、適切かつ果断な経営資源の投入
- 自前主義にこだわらない経営資源の活用の最大化①本支店・各事業部・グループ会社(Obayashi SVVL(※1)を含む)などの連携強化、②事業創出に向け、研究機関、ベンチャーキャピタル、スタートアップなどとのエコシステム構築など
- 案件ごとのリスクと大林グループへのリターンを精査した上でのコンセッションや開発+PFI方式への取り組み
- ※1 Obayashi Silicon Valley Ventures & Laboratory。大林組の米国における研究・活動拠点