中期経営計画

大林グループ中期経営計画2022

中期経営計画2022

策定 2022年3月11日

大林グループは、新たな中期経営計画2022『事業基盤の強化と変革の実践』において以下の3つの基本戦略を実行します。

建設事業の基盤の強化と深化

「国内建設事業の業務プロセス変革」、「建設バリューチェーンの拡充」、「革新的な建設生産システムの実現」による生産性の向上、営業力と付加価値提供力の強化

技術とビジネスのイノベーション

「カーボンニュートラル」と「ウェルビーイング(安全・安心・快適・健康)」をビジネス機会とする新たな顧客提供価値の創出

持続的成長のための事業ポートフォリオの拡充

建設を核としグローバルに多様な事業領域で培った技術およびネットワークなどの強みと、オープンイノベーションや積極的な投資による新たな収益機会の継続的な獲得

これにより、連結営業利益1,000億円をボトムラインとして安定的に利益を創出できる事業基盤を構築するとともに、計画期間内のさらなる収益向上を実現します。また、果断な投資を継続することで、企業価値の持続的な成長への道筋を確立します。

大林グループは、人とイノベーションを原動力に変革に挑戦し続ける企業グループとなり、人々が集う空間、街、環境などのサステナビリティに係る社会課題に多様なソリューションを提供します。

ビジョンと社会課題

注)「Obayashi Sustainability Vision 2050」 https://www.obayashi.co.jp/sustainability/vision.html
 「MAKE BEYOND つくるを拓く」 https://www.obayashi.co.jp/makebeyond/

中期経営計画2017の振り返り

財務指標

  • 売上高、営業利益などは2019年度までおおむね計画に沿って推移。2021年度は大幅な減益。
  • 資本の蓄積は順調に進み、自己資本は9,000億円を達成。自己資本比率も40%前後に。

投資計画

  • 5年間の投資総額は、計画値4,000億円を上回る4,600億円程度を実施できる見通し。「将来への布石」で ある大型の賃貸不動産投資を着実に実行。
  • 不動産賃貸事業、再生可能エネルギー事業ともに、中期経営計画2017期間の投資の利益貢献は2022年度以降。

経営環境と継続課題

中期経営計画2022

(1) 全体像

(2) 基本戦略の2つのステージ

(3) 基本戦略の3つの柱

(4) 経営指標目標

(5) 経営基盤戦略

(6) 事業戦略

注)「SVVL」 https://svvl-construction.com/

中期経営計画2022 追補

策定 2024年5月13日

大林グループは、2022年3月に公表した中期経営計画2022『事業基盤の強化と変革の実践』において、2022年度、2023年度を「建設事業の基盤強化への取組み」の期間とし、連結営業利益1,000億円をボトムラインに業績の安定を図るとともに、 2026年度までの「変革実践への取組み」により、中長期的な成長への道筋を確立することとしておりました。

しかしながら、想定を超える事業環境の変化(建設資材価格の高騰、生産力拡充を上回る建設需要の拡大継続、海外での金融政策の変化など)が生じてきた中、収益性は当初計画を下回って推移し、また、建設事業の存続の前提となる安全と品質の面では、重大災害を根絶できておらず、このような当社グループの現況に鑑み、「建設事業の基盤強化への取組み」を継続し、徹底しなければならないと考えております。

一方、中期経営計画2022ではROICを経営指標目標に採用し、資本効率性を重視する経営に取り組んでおり、これをより一層推進するため、2024年3月4日に公表したとおり、必要自己資本の水準を1兆円と設定して戦略的な資本政策を実行することとしました。あわせてROEを経営指標目標として「2026年度までに10%以上」と定めました。同時に、生産性の向上や新技術によるコストダウンに注力するとともに採算性を重視した受注戦略に取り組み一定の成果が上がってきたこと、社会全体で適正な価格転嫁への動きが進んでいることなどを踏まえ、現時点で想定される業績見通しに基づき中期経営計画2022の経営指標目標(投資計画・キャッシュアロケーションを含む)を一部見直しすることが適切と判断いたしました。

大林グループの持続的成長に向けては、国内建設事業を中核とし、それ以外の事業が国内建設と同等以上の業績を創出するグループ事業体制の将来的な構築を目指し、組織体制やガバナンス体制の整備等、経営基盤確立に向けた「変革実践への取組み」を中期経営計画2022期間で遂行いたします。

こうしたことから、大林グループ中期経営計画2022 『事業基盤の強化と変革の実践』について、

  • 「建設事業の基盤強化への取組み」の継続と徹底
  • 経営指標目標の一部見直し
  • 持続的成長に向けた「変革実践への取組み」

を追補することといたしました。

大林グループのビジョンと社会課題

大林グループ中期経営計画2022『事業基盤の強化と変革の実践』より再掲

注)「Obayashi Sustainability Vision 2050」 https://www.obayashi.co.jp/sustainability/vision.html
 「MAKE BEYOND つくるを拓く」 https://www.obayashi.co.jp/makebeyond/

中期経営計画2022の基本方針

     追補箇所

中期経営計画2022追補

(1)「建設事業の基盤強化への取組み」の継続と徹底

     追補箇所

注)「サーキュラー・ティンバー・コンストラクション」 https://www.obayashi.co.jp/woodvision/

     追補箇所

注)Total Recordable Incident Rate(TRIR) : 米国労働安全衛生局による労働災害に係る安全性の指標で、20万時間あたりの労働災害の頻度を示す

(2)経営指標目標の一部見直し

     追補箇所

(3)持続的成長に向けた「変革実践への取組み」

     追補箇所

MAKE BEYOND つくるを拓く

私たちは、「ものづくり」の会社です。
その「ものづくり」の技術と知見を、
今までにないやり方で、活かしてみようと思うのです。
時代の先を思い描く、構想力。
必ずかたちにしてみせる、実現力。
そして、一人ひとりに真摯に向き合う、人間力。
これまで培ってきた力を強みに、
建設の枠を超え、新しい領域を拓いてゆくこと。
それが、これからの私たちの使命。
世界は不確かで、複雑さを増しています。
でも、そんな時代だからこそ、
私たちの「ものづくり」の考えが、新しい地平を拓くきっかけになる。
人々の暮らしを豊かで持続可能なものにする土台になる。
そう信じています。
さぁ、「ものづくり」の次へ。
次の、大林組へ。