ESGへの取り組み

ESG課題(マテリアリティ)

これまでの基本理念に基づいた取り組みをESGの視点で改めて見直し、6つのESGマテリアリティを特定しました。中期経営計画の施策にマテリアリティを組み込み、着実に推進することで、大林グループの中長期的な成長と持続可能な社会の実現をめざしています。

6つのマテリアリティ

6つのマテリアリティ

マテリアリティの特定プロセス

STEP1:関連する課題の絞り込み

外部機関の意見を取り入れながら、ステークホルダーの期待や要請を分析しました。国際的なガイドライン(※1)やSDGs(持続可能な開発目標)などを参考に、ESG分野の課題約300項目の中から22項目を「ESG課題」として抽出しました。

STEP2:課題の優先付け

抽出した22項目のESG課題の中から、ステークホルダーの関心度および大林グループにおける重要度・影響度の2軸で評価しました。

STEP3:マテリアリティの特定

優先付けをした結果から、大林組基本理念や事業戦略との整合性などを考慮の上6項目を選定し、経営層において審議の上、大林グループの重要課題として特定しました。

※1 国際的なガイドライン
以下の国際機関やNGOなどの団体のグローバルフレームワークを参考
・IIRC (International Integrated Reporting Council 国際統合報告評議会)
・SASB (Sustainability Accounting Standards Board 米国サステナビリティ会計基準審議会)
・GRI (Global Reporting Initiative)
・WEF (World Economic Forum 世界経済フォーラム)
・MSCI ESG Index (モルガンスタンレー・キャピタルインベストメントESG指標)

大林グループへのインパクト・アクションプランおよびKPI

大林グループへのインパクト評価をもとに、アクションプラン・KPI(数値目標)を策定しました。これらのアクションプランをPDCAサイクルにて回すことにより、KPIの目標達成をめざします。達成度については年に1回レビューし、適宜見直しを行います。

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ESGファイナンス

大林組は、環境問題などの社会課題解決への取り組みを促進する資金調達として、ESGファイナンスを行っています。

大林組グリーンボンド

大林組は、国内社債市場における公募形式により「大林組グリーンボンド」(株式会社大林組第23回無担保社債)を発行しました。グリーンボンドとは、企業や地方公共団体などが、グリーンプロジェクト(環境改善効果がある事業であり、再生可能エネルギー事業、省エネビルディングの建設など)に要する資金を調達するために、国際資本市場協会が定めるグリーンボンド原則や環境省が定めるグリーンボンドガイドラインにのっとって発行される債券です。

大林組サステナビリティボンド

大林組は、国内社債市場における公募形式により「大林組サステナビリティボンド」(株式会社大林組第24回無担保社債)を発行しました。サステナビリティボンドとは、特定の社会的課題への対処や解決、ポジティブな社会的成果の達成を求める事業(ソーシャルプロジェクト)や、気候変動など環境問題に対処することを意図し、環境面での持続可能性に貢献する事業(グリーンプロジェクト)に要する資金を調達するために、国際資本市場協会が定めるグリーンボンド原則、ソーシャルボンド原則およびサステナビリティボンド・ガイドライン、環境省が定めるグリーンボンドガイドラインにのっとって発行される債券です。

大林組サステナビリティ・リンク・ボンド

大林組は、国内社債市場における公募形式により「大林組サステナビリティ・リンク・ボンド」(株式会社大林組第25回無担保社債、株式会社大林組第26回無担保社債)を発行しました。サステナビリティ・リンク・ボンドとは、あらかじめ定められたサステナビリティ、ESGの目標を達成するか否かによって条件が変化する債券をいいます。具体的には、サステナビリティ・リンク・ボンドの発行体が、あらかじめ定めた時間軸の中で、将来の持続可能性に関する成果の改善にコミットし、発行体が定めたKPIに関して達成すべき目標数値として設定したサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲットを達成したかどうかによって、債券の条件が変化するものです。

サステナビリティ・リンク・ローン

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ESGデータ

ESGデータおよびKPIをご紹介します。

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