海陽学園の文化祭で生物多様性への取り組みを紹介

サステナビリティ

次代のリーダー養成をめざす全寮制中高一貫校の海陽学園(愛知県蒲郡市)は、トヨタ自動車やJR東海、中部電力など約80社が出資して2006年に開校しました。

大林組は、開校時に校舎や学生寮、食堂棟、体育館などを新築したほか、2008年には学生寮や教職員宿泊棟、保健棟などを増築しました。現在は、学生寮で生徒たちと生活を共にする「フロアマスター」を派遣するなど、施設づくりだけでなく、生徒たちの生活面のサポートや指導にも携わっています。

9月19日と20日、海陽学園で海陽祭(文化祭)が行われ、フロアマスターによる展示企画として、企業の生物多様性保全への取り組みが紹介されました。10月11日から名古屋で開催されるCOP10(生物多様性条約第10回締約国会議)に向けて、生徒たちに環境問題を学んでもらおうと企画されたものです。

教室に設けた展示コーナーには、フロアマスターを派遣している企業の活動事例が掲示され、大林組も、北海道で自然を再生させた「六花の森プロジェクト」などの事例を紹介しました。多くの生徒や保護者の皆さんが展示コーナーを訪れ、さまざまな資料に熱心に目を通していました。

大林組では、事業活動において環境への影響に配慮し、工事や設計、提案、研究開発などを通して、生態系の保全に努めています。今回の文化祭における展示は、生物多様性への取り組みを多くの方に知っていただく良い機会となりました。

海陽学園の文化祭で生物多様性への取り組みを展示

展示コーナーには企業のパンフレットやCSR報告書などの資料が掲示され、生徒たちは熱心に見入っていました