東レ(株)(本社:東京都中央区、社長:平井克彦)と大林組は、共同で、炭素繊維(商品名:トレカ)を用いた、コンクリート用の補強筋及び緊張材「"トレカ"帯状筋」を開発しました。
また、「"トレカ"帯状筋」を補強筋として用いたPC板(商品名:トレクリート)は、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)を補強筋として用いたコンクリートとしては日本で初めて建築基準法の不燃材料として建設大臣の認定を取得しました。今回の開発により、CFRPを補強筋あるいはプレストレス用緊張材として用いることによって、PC板の薄肉軽量化とプレストレスによる曲げ強度及び耐久性の向上が可能となりました。
この大型薄肉軽量PC板は、品川インターシティのスカイウェイ(全長:277m)の屋根パネル(1枚の大きさ:幅1.2m、長さ8m)にわが国で初めて採用されます。