インターネットを利用したグループウェアソフト「オープン・ジョブ・エンバイロメント(OJE)」を開発・販売

プレスリリース

(株)大林組は、インターネットを利用したグループウェアソフト「オープン・ジョブ・エンバイロメント(OJE)」を開発し、3月1日から販売を開始します。

「OJE」は、組織やプロジェクトなどのグループ内で、業務情報を共有・一元管理し、コミュニケーションを支援するグループウェアソフトです。

従来のグループウェアソフトは、様々なメニューを備える反面、大掛りなシステムが必要なため、導入には大きなコストがかかっていました。また、これらは会社全体の情報共有を対象とするものが多く、部課単位・プロジェクト単位といった少人数での詳細な情報共有には不向きでした。今回開発した「OJE」は従来のグループウェアソフトが十分カバーしきれなかった、部課単位など少人数での情報共有を支援するものです。各人が手軽に情報を書込むことができ、またデータベースやスケジュール表が効果的に組込まれているので、日常業務を効率化し、さらに組織におけるナレッジマネジメントやペーパーレス化を図ることができます。


「OJE」は、大林組のけいはんなセンター(所長:浜嶋鉱一郎)が平成10年から開発を始め、現在、技術研究所における研究者間や設計業務での情報共有など、日常業務に活用しているシステムを一般向けに改良し、汎用性の高いグループウェアソフトとしたものです。

「OJE」は、ネットワークサーバと、ブラウザを搭載したパソコン(サーバ及びインターネット又はイントラネットに接続したもの)があれば導入できます。これらは、現在多くのオフィスで既に標準的な環境となっており、OJEはこの環境を活かし、サーバに専用ソフトを設置するだけで導入できるため、従来のグループウェアソフトに比べ新たな設備投資やシステム構築等のコストが不要です。


「OJE」の基本パッケージの機能は以下の通りです。

  1. コミュニケーションの広場(掲示板)
    日常の連絡や意見交換を行う場所。
    各人が名前と内容の入力だけで、簡潔に情報発信でき、シンプルな操作性、メンテナンスフリーで、 仕事場の感覚で使用できます。
  2. 予定表
    グループ共通の予定を登録するメニュー。
    日付で表示の順番を自動的にソートし、かつ期日が過ぎると自動的に保存されます。
  3. 情報整理箱
    データベースの機能を持ち、項目単位で情報を登録し随時追加入力することで情報を蓄積できます。
  4. 議事録
    雛形が用意されているので、会議や打合せの内容を誰でも手軽に記録できます。
  5. ホワイトボード
    HTMLを使わずにウェブ画面の一部に書き込みできるツール。
    メモや、メニューの表示部分に用いることで、簡単にデザインを変更することができます。
  6. 週間作業表
    簡易な1週間単位のスケジュール表。グループ全員の一週間分の予定が一覧表示できます。

「OJE」は基本パッケージ(定価3万円)を販売するとともに、各ツールを単体でも販売します。単体のツールを組み合わせることで、ユーザーが独自にデザインすることも可能です。また、「OJE」の販売とともに、ユーザーのニーズにあったOJEを制作し提供するカスタマイズ業務も同時に行い、ユーザー固有のきめ細かいニーズに対応します。既に、会計事務所の全国組織である日本事業承継コンサルタント協会(東京都千代田区、会長:大塚俊二)向けに、カスタマイズしたOJEを開発中であり、同協会内の業務の効率化や、同協会と会員会計事務所間の情報共有の支援を行う予定です。


「OJE」の特長は、次の通りです。

  1. 少人数のグループにおける情報の共有や一元管理に最適です
    過去の情報共有といったデータベース的な利用にとどまらず、メンバー各人が抱える進行中の情報をきめ細かく共有できるので、部課やプロジェクト単位で業務情報を一元管理でき、業務の効率化が図れます。また、他グループのOJEとリンク設定することで情報共有の輪をさらに広げられます。

  2. ナレッジマネジメントやオフィスのペーパーレス化に効果的です
    業務情報の共有と一元管理ができるので、組織におけるナレッジマネジメントに効果的です。また、オフィスのペーパーレス化を図ることができます。

  3. 遠隔地のメンバー間のコミュニケーションツールにも有効です
    インターネットを利用することで仕事場が異なるメンバー間でも、日常的に一緒に考える場を提供できるので、組織横断的な研究会や共同開発などにおける利用にも最適です。

  4. ウェブサーバを利用するので簡易な設備、低コストで導入できます
    大規模なシステム構築を必要とせず、サーバとパソコンで展開可能なため、低コストでグループウェアが構築できます。

  5. ユーザー毎のニーズに対応できます
    ユーザーがツールを組み合わせたり画面を自由にデザインすることができ、また要望に応じカスタマイズにも対応するため、ユーザーのニーズにより即したグループウェアを作り上げることができます。

大林組は、今後「OJE」を積極的に提案するとともに、より充実したグループウェアソフトの確立を目指し、研究開発を続けていく予定です。



「OJE」の動作環境
<サーバ>
■OS:WindowsNT4.0 または UNIX
■ウェブサーバ及びCGIサーバの設定がされていること
■Perlが利用できること
<クライアント>
■OS:Windows または Macintosh
■ブラウザ(InternetExplorer4.0またはNetscapeNavigator4.0以降)を搭載していること


以上
■この件に関するお問い合わせ先
大林組 東京本社 広報室企画課
東京都港区港南2-15-2 品川インターシティB棟
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