自然景観に調和した「高耐久擬岩パネル」を開発・実用化

天然岩に極めて近く、耐久性に優れた擬岩パネルです

プレスリリース

(株)大林組は、(株)プラントーク(本社:東京都豊島区、社長:夏目均)と共同で、自然景観に調和した「高耐久擬岩パネル」を開発し、石鎚神社頂上社等改築工事(愛媛県西条市、標高1,982mの石鎚山頂)に初適用しました。

この擬岩パネルは、現地の天然岩より型取りするため、形状や節理等極めて実物に近く、かつ立体的に再現できます。また、耐久性に優れているため、環境条件の厳しい山岳部や寒冷地等でも使用できます。


「高耐久擬岩パネル」の特長は次のとおりです。

  1. 現地の天然岩に極めて近く、自然景観・自然環境に調和したパネルです
    現地の天然岩の型をシリコン樹脂で採取するため、岩の形状や節理等の細部に至るまで極めて実物に近く、かつ立体的に再現でき、現地の自然景観を損なうことがありません。また、擬岩パネルには、天然鉱物から作った無害な無機顔料を使用しているため、色彩も現地の景観に合わせやすく、環境にも配慮しています。

  2. 高耐久のため、環境条件の厳しい場所でも使用できます
    パネル本体と裏込めコンクリートとの間に縁切り材を設けることにより、内外温度差や裏込めコンクリートとの線膨張係数の相違等により生じるパネルのひび割れを防止できるため、環境条件の厳しい山岳部や寒冷地でも使用できます。(冬場の石鎚山頂は、氷点下20℃以下になります。)また、長期間メンテナンスフリーのため、山岳部や山頂部などの補修工事や補修資材の運搬が困難な場所に特に有効です。

  3. 薄肉・軽量で取扱いが容易です
    擬岩パネルには、高強度な繊維補強ポリマーセメントモルタルを使用しているため薄肉で軽量なパネルの作製が可能になり、取扱いが容易になりました。

今後大林組は、「高耐久擬岩パネル」を環境条件の厳しい山岳部や山頂部の自然公園内や国定公園等のコンクリート構造物に積極的に提案し、自然景観や自然環境との調和を図っていきます。

なお、「高耐久擬岩パネル」の販売は、(株)プラントーク(TEL 03-3980-8701)を通じて行います。


以上
■この件に関するお問い合わせ先
大林組 東京本社 広報室企画課
東京都港区港南2-15-2 品川インターシティB棟
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