(株)大林組は、高性能で低コストな制震システム「ブレーキダンパー」を開発し、(財)日本建築センターの高層評定を取得して、品川駅東口B-1地区開発計画の(仮称)太陽生命新本社ビル(地上30階、高さ147.8m)へ初めて実施適用します。 今回開発した「ブレーキダンパー」は、柱・梁・ブレース・耐震壁といった主要構造部材の接合部あるいは仕上げ材の取付部に、滑りやすいステンレス薄板とそれを挟み込むブレーキ材を使用し、滑りと摩擦によりエネルギーを吸収する制震システムです。自動車のブレーキを応用したもので、風や地震により建物にある程度の力が作用するとこの接合部が滑り始め、ちょうど走行中の車がブレーキをかけた時のように摩擦によりエネルギーを吸収します。接合部に皿ばねを組み込んだ高力ボルトを使用することにより、常に軸力を一定に保持したままステンレス薄板とブレーキ材を締付け、安定した摩擦力と復元力特性を発揮します。 「ブレーキダンパー」の特長は次のとおりです。
大林組は今後、建物の安全性の確保と居住性の向上を図る制震システム「ブレーキダンパー」を積極的に提案していきます。
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■この件に関するお問い合わせ先 大林組 東京本社 広報室企画課 東京都港区港南2-15-2 品川インターシティB棟 お問い合わせフォーム プレスリリースに記載している情報は発表時のものです。 |
高性能・低コストな制震システム「ブレーキダンパー」を開発
品川駅東口B-1地区の超高層オフィスビルに初適用 既存建物や仕上材に対しても使用できるメンテナンスフリーのシステムです
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プレスリリース