高性能・低コストな制震システム「ブレーキダンパー」を開発

品川駅東口B-1地区の超高層オフィスビルに初適用 既存建物や仕上材に対しても使用できるメンテナンスフリーのシステムです

プレスリリース

(株)大林組は、高性能で低コストな制震システム「ブレーキダンパー」を開発し、(財)日本建築センターの高層評定を取得して、品川駅東口B-1地区開発計画の(仮称)太陽生命新本社ビル(地上30階、高さ147.8m)へ初めて実施適用します。


今回開発した「ブレーキダンパー」は、柱・梁・ブレース・耐震壁といった主要構造部材の接合部あるいは仕上げ材の取付部に、滑りやすいステンレス薄板とそれを挟み込むブレーキ材を使用し、滑りと摩擦によりエネルギーを吸収する制震システムです。自動車のブレーキを応用したもので、風や地震により建物にある程度の力が作用するとこの接合部が滑り始め、ちょうど走行中の車がブレーキをかけた時のように摩擦によりエネルギーを吸収します。接合部に皿ばねを組み込んだ高力ボルトを使用することにより、常に軸力を一定に保持したままステンレス薄板とブレーキ材を締付け、安定した摩擦力と復元力特性を発揮します。
このダンパーは、風揺れから大地震に至るまで建物の様々な揺れを3分の2程度に低減し、従来のダンパーと異なり大地震でも損傷することがありません。また、新築の主要構造体以外にも既存建物の補強や仕上材取付部にも組み込める適用領域の広いシステムです。今回初適用となる(仮称)太陽生命新本社ビルでは、(財)日本建築センターの高層評定(BCJ-H1416)審査を経て大臣認定を取得した、ブレース型と間柱型の2種類の「ブレーキダンパー」を採用します。


「ブレーキダンパー」の特長は次のとおりです。

  1. 非常に優れた性能を持っています
    安定した摩擦力と復元力特性を持ち、摩擦力の設定により、風による小さな揺れから大地震による大きな揺れまで建物の様々な揺れを3分の2程度に低減します。

  2. 適用領域が広いシステムです
    新築の主要構造体(柱、梁、ブレース、耐震壁等)だけでなく、既存建物の補強や仕上材(カーテンウォール、間仕切壁)取付部にも組み込めます。また、低層建物から超高層建物まで幅広く使用できます。

  3. メンテナンスフリーです
    耐久性に優れた材料を使用するためメンテナンスが不要です。

  4. 取替えが不要です
    大地震後でも損傷を受けず性能も低下しないため、取替えの必要がありません。

  5. コストパフォーマンスに優れています
    一般的な工業部品を使用するためコストを安く抑えられます。また、メンテナンスコストもかかりません。

大林組は今後、建物の安全性の確保と居住性の向上を図る制震システム「ブレーキダンパー」を積極的に提案していきます。


以上
■この件に関するお問い合わせ先
大林組 東京本社 広報室企画課
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