パソコン上で瞬時に次世代型オフィスをシミュレーション

ワークスタイルに着目したインタラクティブなオフィスプログラムのシミュレーションシステムです

プレスリリース

(株)大林組は、カリフォルニア大学のリチャード・ベンダー教授との共同研究により、パソコン上でインタラクティブかつスピーディーに次世代型オフィスのプログラムをシミュレーションできるシステム「オフィス・ナビ」を開発しました。次世代型オフィスに要求される「多様性」「柔軟性」「迅速性」を考慮し、「ワークスタイル」に着目した機能的なオフィスの提案ができます。


従来、オフィスビルプロジェクトの初期段階においてプログラム(設計条件)を検討する際、「会社組織」や「人員数」などの「組織情報」をベースに「部門ごとの所要面積」を入力していましたが、昨今のIT革命により、我々のワークスタイル、 ワークプレイスの在り方が大きく変化してきたため、これまでの固定した「組織情報」をベースにしたプログラミングに代わって、より柔軟でスピーディーなシミュレーションシステムの開発が望まれていました。


グローバルにビジネスを展開している企業では、情報化がもたらす特徴を生かした次世代型オフィスに関する先端的な試みが既に始まっており、個人の席が固定していないフリーアドレスシステムなどが積極的に採用されています。これらの企業は、事務、研究開発、マーケティング、製造といった部門間の区分がそれほど明確でありません。プロジェクトごとにチームを編成し短期間で集合離散を繰り返すと同時に、ワークスタイルやワークプレイスも機能的に変化させます。

「オフィス・ナビ」は、従来のように「組織情報」から組み立てるのではなく、「ワークスタイル」に着目しつつ、次世代型オフィスが要求する「多様性」「柔軟性」「迅速性」といった特性に対応したメニューを用意します。
パソコン上でオフィス面積、ワークスタイル、収容人数をインタラクティブかつスピーディーにシミュレーションすることにより、プロジェクトの構想段階からオフィスビルのプログラムについて複数の案を同時に検討することができます。


「オフィス・ナビ」は、Conceptual Globe、Diagram、Programming、Case Studyの4項目から構成されています。Conceptual Globeでは、オフィス空間に関するエキスパートの考え方や先端技術を紹介。Diagramでは、コラボレーション、コミュニケーション、コンセントレーションといったワークスタイルの定義と組織の関係を図解で説明。Programmingでは、実際に項目を入力することによりオフィスのシミュレーションができます。Case Studyでは、国内及び海外の代表企業のオフィスレイアウト事例などが掲載されています。


「オフィス・ナビ」の特徴は次のとおりです。

  1. 「ワークスタイル」に着目した オフィスシミュレーションシステムです
    従来のように「組織情報」から組み立てるのではなく、「ワークスタイル」に着目しつつ、次世代型オフィスが要求する「多様性」「柔軟性」「迅速性」といった特性に対応したメニューを用意します。

  2. インタラクティブかつスピーディーに複数のオフィスが提案できます
    パソコン上でオフィス面積、ワークスタイル、収容人数をインタラクティブかつスピーディーにシミュレーションすることにより、プロジェクトの構想段階からオフィスビルのプログラムについて複数の案を同時に検討することができます。

  3. 国内及び海外の代表企業のオフィスレイアウト事例が掲載されています
    大林組東京本社をはじめ、イギリスのブリティッシュ・テレコムやドイツのコメルツ銀行など国内・海外の代表的な企業のオフィスが紹介されており、シミュレーション結果が現実的にイメージしやすい構成になっています。

大林組は今後、プロジェクトの構想段階から「オフィス・ナビ」を積極的に活用し、次世代型オフィスが要求する「多様性」「柔軟性」「迅速性」といった特性に対応した機能的なオフィス空間を提案していきます。
なお、「オフィス・ナビ」は大林組のホームページでもご覧になれます。


以上
 
■この件に関するお問い合わせ先
大林組 東京本社 広報室企画課
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