大林組は、建物周辺のビル風を低減するモニュメント型の防風装置「Flowps」(フロープス)を開発しました。街の景観や設置場所に合わせて様々なデザインを提案できると共に、従来の防風植栽に比べても省スペース、かつメンテナンスフリーな新しいタイプの防風装置です。 高層建物周辺や建物の密集した地域では、局所的に強い風や乱れた風が吹く、いわゆる「ビル風」が発生します。建物がより高層で大規模になると、地上付近のビル風現象は顕著に現れるため、通常、歩行者などへの対策として防風植栽が行われます。しかし、植栽による対策は、緑地の形成には有効ですが、十分な防風効果を期待するには、@樹木が育成するまでに数年かかる、A植樹のための十分な根入れ深さとスペースが必要、B樹木を過密に施すと薄暗くなる、C樹木の維持管理に手間を要する、D日照などの周辺環境に左右される、E歩行者の通行の邪魔になるなどの問題があります。 「Flowps」は、従来にない全く新しいタイプのモニュメント型防風装置です。街の景観や設置場所、再開発地域などでは設計者の意図に合わせて様々なデザインを提案し、街や空間全体を演出することができます。従来の防風植栽と比べても、省スペースで設置でき、日照などの環境条件に左右されず、メンテナンス・フリーです。 「Flowps」の特長は次の通りです。
大林組では、技術研究所において「Flowps」の実大装置を既に設置し、防風効果及び装置の回転機構の最適化について検証実験を行っています。今後は、この検証実験の結果を生かし、ビル風環境に対応した最適な「Flowps」を用いて、快適な周辺環境の提案をしていきます。
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以上 ■この件に関するお問い合わせ先 大林組 東京本社 広報室企画課 東京都港区港南2-15-2 品川インターシティB棟 お問い合わせフォーム プレスリリースに記載している情報は発表時のものです。 |
ビル風低減にモニュメント型防風装置「Flowps」を提案
街の景観に合わせて様々なデザインを提案できる新しいタイプの防風装置です
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プレスリリース