コンクリート構造物のライフサイクルコストが一目で分かる「LCCナビ」を開発

プレスリリース

大林組は、新設および既存のコンクリート構造物の劣化予測を行うことによりそれぞれのLCCを評価し、最適な材料や工法の選定、効率的なメンテナンス(維持管理)計画を提案できるシステム「LCCナビ」を開発しました。  

「LCCナビ」の特長は次の通りです。

1.劣化予測に基づいたLCC評価システムです
  塩害、中性化、化学的腐食環境などの要因毎に劣化予測を行い、構造物の設計耐用期間や設定限界状態に応じたLCC評価をすることにより、最適な材料や工法の選定、効率的なメンテナンス計画を提案できます。
2.長期海洋暴露試験データに基づく塩害の劣化予測が可能
  塩害の劣化予測は、当社が独自に行っている長期海洋曝露試験から得られた多くのデータを用いており、環境条件やコンクリートの種類に応じた精度の高い劣化予測ができます。
3.遺伝的アルゴリズムを用いたコストミニマムメンテナンスの選択が可能
  コストミニマムとなるメンテナンス方法を選定する場合は、遺伝的アルゴリズムを用いて、補修方法と補修時期の膨大な数の組合わせの中から最適な方法を得ることができます。
4.LCC評価の結果を分かりやすくビジュアルに表現します
  各種工法を選択した場合のLCC評価をビジュアル的に見やすく表示できるため、評価結果が一目瞭然です。
5.パソコン単体で使用でき、ナビゲーター機能で入力操作が簡単です
  パソコンのビジュアルな機能をふんだんに用いており、しかもナビゲーター機能が付いているため、簡単に操作ができます。

大林組では、コンクリート構造物の発注者や管理者に対して、「LCCナビ」を用いたプレゼンテーションを積極的に行い、LCCを考慮した耐久性設計や補修計画、最適メンテナンス計画を提案していきます。

以上

■この件に関するお問い合わせ先
大林組 東京本社 広報室企画課
東京都港区港南2-15-2 品川インターシティB棟

お問い合わせフォーム

プレスリリースに記載している情報は発表時のものです。