(財)大林都市研究振興財団が第三回の助成対象者を決定

平成12年度の研究助成等は31名の研究者と2件の国際会議に総額2550万円

プレスリリース

財団法人大林都市研究振興財団(理事長:大林芳郎、所在地:東京都千代田区神田司町2丁目1番地 オーク東京ビルアネックス、平成10年9月22日設立許可)は、平成12年度の助成対象者を決定致しました。

(財)大林都市研究振興財団は、都市に関する学術研究の助成や国際交流の支援等を行うため、大林組の代表取締役会長である大林芳郎氏が設立したものです。
本財団では、大学その他研究機関に対して平成12年度の各助成事業の募集を行ったところ、多数の応募を受け、財団に設置された選考委員会(委員長:慶應義塾大学、伊藤滋教授)の審査を経て、平成13年3月16日、31名の研究者と2件の国際会議を対象に総額2550万円を助成することと決定しました。

決定した各助成は次のとおりです。
  1. 「学術研究に関する助成」
    (1)一般研究者への助成
    都市計画・都市景観、都市環境工学、都市交通システム・エネルギー計画、建築技術、都市建築史・都市と文化、都市政策・都市経済などの分野を対象とした一般研究者への助成に対しては16大学の研究者から49件の応募があり、11名への助成を決定(総額1634万円)。
    (2)若手研究者への助成
    大学院博士課程に在籍し、都市に関するテーマを専攻する若手研究者の研究への助成に対しては、6大学の大学院研究科長から12名の推薦があり、10名への助成を決定(総額300万円)。
  2. 「外国人研究者の招聘及びわが国研究者の海外派遣に対する助成」
    都市に関する学術的な国際会議や学会、または共同研究のために来日する外国人研究者の招聘助成及び同様の目的で渡航するわが国研究者の派遣助成については7大学から7件の応募があり、7名への助成を決定(総額326.4万円)。
  3. 「国際会議に対する助成」
    わが国で開催される国際会議への助成に対しては2件の申請があり、2件の助成を決定(総額200万円)。
  4. 「在外実務研修助成」
    建築学を専攻する、修士課程又は博士課程に在籍する大学院生に対し、海外の設計事務所での実務経験の機会を与え、より広い視野から建築を考える建築家教育の助成については、3件の助成を決定(総額90万円)。

本財団では、今後も引き続き、都市に関する学術研究の助成活動を積極的に行う予定であります。
また、平成13年度の各助成事業への募集は、10月2日から11月2日の間に大学その他研究機関に対し行う予定です。

以上

■この件に関するお問い合わせ先
財団法人 大林都市研究振興財団
事務局  藤 沢 吉 昭
東京都千代田区神田司町2丁目1番地 オーク東京ビルアネックス
TEL 03-3295-0204