「建設資機材総合カタログ−Cone−」に新サービスを追加

MSDS(化学物質等安全データシート)の掲載と、「コンストラクション・イーシー・ドットコム」との業務連携サービスを開始しました

プレスリリース

大林組は、昨年12月に仮設資機材の商品情報をWeb上で提供する「建設資機材総合カタログ−Cone(コーン)−」のサービスを開始しましたが、本設資材や設備機器の商品情報も掲載する4月からの本格的なサービス開始に伴い、「MSDS」(化学物質等安全データシート)を掲載する機能と、「コンストラクション・イーシー・ドットコム」と業務連携し、電子商取引まで含めた一貫したサービスを提供する2つの新しいサービスを開始しました。

今年の4月から本格施行されたPRTR法(特定化学物質排出管理促進法)や昨年4月から施行されている労働安全衛生法により、建設資機材メーカーは、建設会社の購買部門や工事事事務所に法律で指定された化学物質を含む商品を出荷する際に、場合によって、その化学物質に関する情報(成分、性質、取り扱い方法など)を記したMSDS(化学物質等安全データシート)を提出することが義務づけられています。

今回、PRTR法や労働安全衛生法で指定された化学物質を含む商品を「Cone」に掲載する際、MSDSも商品情報として一緒に掲載できる機能を追加したため、情報を提供する建設資機材メーカーは、Web上で常に最新のMSDSを提供でき、また、情報を取得する建設会社は、瞬時に最新のMSDSを入手し化学物質に関する管理を徹底できるとともに、それにかかる業務負担を大幅に軽減することができます。
また、すでに昨年から運用を開始し、大林組も出資している建設業界向け電子商取引サイト「コンストラクション・イーシー・ドットコム(以下、CEC)」とも互いのサービスの連携を始め、商品の検索から電子調達にいたる一貫したサービスを提供できます。

「Cone」の追加サービス機能の特徴は次のとおりです。
  1. 最新のMSDSを掲載することができます
    建設資機材メーカーは、MSDSをWeb上で登録・更新・追加できるので、常に最新のものを提供できます。また、情報を取得する建設会社は、瞬時に最新のMSDSを無料で入手し、化学物質に関する管理を徹底できるとともに、それにかかる業務負担を大幅に軽減することができます。

  2. CECと業務連携し、ユーザーに一貫した商品サービスを提供します
    カタログ機能に特化した「Cone」と電子商取引機能に強みを持つ「CEC」が連携することにより、ユーザーに商品の検索から電子調達にいたる一貫したサービスを提供できます。具体的には、「Cone」で検索した商品情報項目に、「CEC取り扱い」を表記することで、バイヤーはCEC取り扱い商品に関してはそのままCECサイトの電子商品取引を利用することができます。

「Cone」の会員企業は本年3月までにすでに80社を超え、1,000件以上の商品情報が掲載されています。4月からの本格的なサービス開始に伴い、メーカーやリース会社の方々に、当サイトに商品情報を登録していただくよう順次インターネット上で呼びかけていき、2002年3月末に会員企業600社、商品掲載点数2万3千件の建設資機材総合カタログサイトとなることを目指します。
当サイトへの商品掲載料は、100円/商品/月を目安とし、課金は1,000円単位、最低利用料金は2,000円で大変廉価です。また最初の商品掲載から2ヶ月間は試用期間として掲載料は無料です。

大林組は、「Cone」を一企業の枠にとらわれずに建設業界で広く利用される「準公共財」的なホームページとして育成していきたいと考えています。また、世の中のWeb技術の進歩を当サイトに反映させ、「建設業務にまつわる情報およびASPサービスの総合窓口サイト」として、建設業界全体のIT化を推進していきたいと考えています。

以上


■この件に関するお問い合わせ先
大林組 東京本社  広報室企画課
東京都港区港南2-15-2  品川インターシティB棟
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