大林組、自社開発のグループウェアをASPで展開

OJEを使った、現場−協力会社間ネットワークサービスの構築

プレスリリース

大林組は、インターネット上で大林組と協力会社の情報共有をプロジェクトごとに簡単に構築できる現場−協力会社間ネットワークサービス「現場支援OJEサービス」(愛称:OC−COMET)の運用を9月10日から開始します。
このサービスは、大林組の現場−協力会社間で共有すべき情報と、各現場のプロジェクト単位で必要な情報や合意形成の場をインターネット上にて提供するサービスです。
大林組では、「OC−COMET」を本店(大阪)管轄の建築現場と各々関係する労務系協力会社から利用を開始し、順次本社や他支店への展開、協力会社の参加企業数の拡大を図っていき、近い将来、建築現場と協力業者間の情報のやり取りを全て電子化する予定です。

  1. 目的
    (1)現場−協力業者間の情報共有の効率化とスピードアップ
    (2)CI-NETを見据えた情報ネットワークの構築
    (3)将来的なASP事業の展開に向けノウハウを蓄積する

  2. サービス内容
    (1)現場、協力業者に必要な情報をリアルタイムで提供
    (2)双方向コミュニケーションツールで建築現場−協力会社間の情報共有の強化とスピードアップ
    各プロジェクトで必要な見積データやCADデータの交換を始め、安全や品質、工程管理に必要な指示書、質疑応答書、議事録、各種報告書、管理表、工事写真、図面などの共有や更新履歴管理が関係者間で行えます。また、現場内でのコミュニケーション(掲示板)の場の提供や一斉通知などのサービスを提供します。
    当社で開発した見積システムについても、利用許諾契約を締結した協力会社には、「OC−COMET」からのダウンロードを可能とし、機能強化などのバージョンアップなどへの対応も含めて常に最新のシステムが提供できます。

  3. システムの概要
    (1)複数現場 ←→ 複数協力会社の情報交換システム
    (2)複数協力会社(現場)の情報を一覧表示
    (3)各ページ毎のカスタマイズ・現場別業務支援ページの自動立ち上げ
    (4)i-mode対応
    「OC−COMET」により大林組の複数の現場と協力会社間でのネットワークを提供でき、n対n(多対多)のコミュニケーションが可能となります。
    i-modeへの対応は10月にオープンする予定で、移動中でもサーバへのアクセスを可能とすることで、作業に着手するまでに事前に連絡事項などの情報の確認ができる環境も用意します。

  4. 運用体制
    実際のサービスは、IDC(インターネットデータセンター)を有する京都リサーチパーク(KRP)のハウジングサービスを利用し、大林組が設置したサーバにOJE(Open Job Environment:コミュニケーションを重視した当社開発グループウェア)を搭載し提供します。IDCを利用することで、大林組のイントラネットの通信環境を介すことなく現場と協力会社間のエクストラネットが構築できるため、インターネットの利用環境さえあればサービスが利用できます。必要な情報は、IDCのサーバにて共有できるので、現場や協力会社での運用の負担が軽減できるとともに、データの保全が容易になり、運用支援の担当要員なども軽減できます。蓄積されたプロジェクトの情報は、サーバにて一括管理できることから、竣工後の記録として保管することもできます。協力会社が負担する費用は、1ユーザID当たり月額3,000円を予定しています。
    運用に関しては、大林組の子会社であるオークシステム(株)に委託し、協力会社の利用環境構築支援から利用相談、問い合わせの窓口などを行います。

以上


■この件に関するお問い合わせ先
大林組 東京本社 広報室企画課
東京都港区港南2-15-2  品川インターシティB棟
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