大林組と(株)日積サーベイ(本社:大阪府中央区、社長:生島宣幸)、オークシステム(株)(本社:東京都墨田区、社長:小林昭夫)は、建築実施設計段階で行う見積のうち、特に膨大な作業量となる仕上げ材料の数量積算業務を、従来の1/5程度に短縮した精算見積システム「NCS/CENSS Quick」を開発し、販売を開始します。未熟練者でも容易に操作でき、詳細にわたる積算業務全般を迅速に行うことができます。 厳しい投資環境が続く中、見積作業はより高い効率が求められておりますが、実際は熟練した社員の経験とノウハウを用いても時間と手間がかかる作業となっています。 大林組では、既に、概算見積作業について、図面による数量積算から見積書アウトプットまでの一連の作業を標準化し、若年社員でも迅速に概算見積作業全般を行うことができる建築概算見積システム「デクーバ」を開発し、平成11年3月に全社へ展開し、オークシステムから販売しております。 近年、CADなどの電子データ化された図面がありますが、長さや面積、部材の個数など実際の仕上げ見積りに必要な項目と数量を拾い出すことは困難で、ペンタッチにより面積や長さを読み取る方法もありますが、画面の表示範囲が限られるため効率的な作業が望めないのが現状です。また、リニューアル工事などのCAD図面が無い場合には、紙の図面から数値を拾い出さねばならず、精算見積作業について更なる省力化、迅速化が望まれていました。 今回、開発した新システムは、計測ツール「おおくたいざ−d&w(※1)」と精算見積ソフト「NCS/CENSS(※2)」を用いて仕上積算作業時間を、従来の1/5程度に高効率化したシステムです。パソコンの画面の手順に従って作業を進めることにより、若年社員でも詳細にわたる最終積算見積を、確実に作成することができ、積算見積作業全般の迅速化、省力化を実現しました。 今回、開発した建築積算見積システムの特長は次のとおりです。
大林組では、今回開発した精算見積システムを全社で水平展開を図るだけでなく、CAD化や見積作業をシステム化することが困難な中小設計事務所や施工会社へ積極的に販売していきます。オークシステムより、10月から販売を開始する予定です。 以上 |
■この件に関するお問い合わせ先 大林組 東京本社 広報室企画課 東京都港区港南2-15-2 品川インターシティB棟 お問い合わせフォーム プレスリリースに記載している情報は発表時のものです。 |
仕上げ材料の数量積算業務を従来の1/5に短縮する精算見積システム「NCS/CENSS Quick」を開発・販売
未熟練者でも、容易かつ迅速に詳細な積算業務を行うことができます
-
プレスリリース