「建設資機材総合カタログ−Cone−」に新サービスを追加

エコデータシートを掲載し、業界のグリーン調達を支援・促進します

プレスリリース

大林組は、今年4月からサービスを開始している「建設資機材総合カタログ−Cone−(コーン)」に、材料や製品の環境に関する情報「エコデータシート」を掲載する新しいサービスを追加し、業界のグリーン調達を積極的に支援・促進します。現在、建設会社は、建設物の環境配慮の面で、研究・開発・設計の段階から建物のライフサイクルの各段階における環境負荷を低減する努力を行っておりますが、この実現のためには、建設する際に購入・利用する建設資機材が、環境保全に配慮された商品かどうかがたいへん重要になってきます。建設会社では、材料や製品の購入や機材の選定に際して、従来のような各商品の品質、価格、納期等に加えて、新たな指標として「環境性」を重要視するようになり、環境に配慮されたものを優先的に購入・利用するというグリーン調達を積極的に行うようになってきました。多くの設計会社や建設会社では、グリーン調達の導入にあたって、材料・製品・機材等の選定時にそれら商品の環境への配慮の度合いを個々に調査し、その確認を行っていますが、比較のためのデータが十分に提供されていないことや、環境に配慮した商品の検索に手間がかかるために短時間に十分な検討を行うのは難しい状況となっています。大林組は、建設資機材総合カタログとして既に運用している「Cone」に、取扱商品の環境情報を簡単に登録・検索できる「エコデータシート機能」を追加いたしました。この「エコデータシート」には、企業に関する環境情報項目が4項目、商品に関する環境情報項目が14項目挙げられており、「Cone」の会員となった資機材メーカーや商社は、「Cone」ホームページ上から商品のカタログ情報を登録すると同時に、簡単なチェック項目に答える形式で環境に関する情報を掲載することができます。商品の掲載企業各社は、「Cone」のカタログ情報と同じ画面上で、自社や自社商品の環境に対する配慮の度合いを開示、アピールでき、他社商品との差別化に利用できます。「Cone」の商品情報を利用する設計会社や建設会社は、「エコデータシート」の検索機能を利用することにより、大量のデータの中から簡単に企業や商品の環境に関する情報を入手・比較できるため、グリーン調達にかかる業務負担を大幅に軽減することができます。「Cone」の会員企業は本年9月末ですでに170社を超え、1300件以上の商品情報が掲載されています。大林組では、今回の新サービス追加を契機に、資機材メーカーや商社に対してさらに多くの商品情報を登録していただくよう順次呼びかけていき、2002年3月末に会員企業600社、商品掲載点数2万件の建設資機材総合カタログサイトとなることを目指しています。当サイトへの商品掲載料は、1,000円/10商品/月を目安とし、最低利用料金は2,000円/月と他のWebカタログと比較してもたいへん廉価です。最初の商品を掲載した日から翌月までは試用期間として掲載料は無料です。大林組は、「Cone」を一企業の枠にとらわれずに建設業界で広く利用される「準公共財」的なサービスサイトとして育成していきたいと考えており、建設業界全体のIT化を推進していきたいと考えています。

以上


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大林組 東京本社 広報室企画課
東京都港区港南2-15-2  品川インターシティB棟
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