大林組は、コナミスポーツ(株)(本社:東京都品川区、社長:太田護)、(株)東畑建築事務所(本社:大阪市中央区、社長:真塚達夫)、(株)ゼクタ(本社:東京都港区、代表取締役:月岡泰志)ら3社とのグループで、優先交渉権者に選ばれ岡山市と交渉を重ねて参りました「当新田環境センター余熱利用施設整備・運営PFI事業」において、平成13年12月20日に事業契約締結の運びとなりました。 「当新田環境センター余熱利用施設整備・運営PFI事業」は、岡山市がPFI法に基づき平成12年10月23日に特定事業として認定したもので、同年12月に事業者を公募し7グループの提案を受けて一次審査が行われ、平成13年3月30日に3グループが選定されました。その後二次審査を経て平成13年7月24日に大林組グループが優先交渉権者として選定されました。 事業主体は、4社の出資によるSPC(特別目的会社)、ピーエフアイ岡山当新田株式会社(代表取締役:小栁郁夫=株式会社大林組東京本社建築事業本部PFI推進部長)で、設計を東畑建築事務所、建設及び修繕を大林組、運営をコナミスポーツ、事業マネジメントをゼクタがそれぞれ担当し、平成16年4月1日の施設オープンを目指します。 高齢化社会の到来と昨今の健康志向の高まりから、自ら身体を動かすことにより健康を保持・増進することへの要望が高まっています。「岡山市当新田環境センター余熱利用施設整備・運営PFI事業」は、岡山市当新田環境センターから発生する余熱を有効に利用し、市民のスポーツ健康増進、リラクセーション、コミュニケーションの場の提供等を目的として岡山市により整備されるものです。「健康づくりと癒し」を基本コンセプトに、地域に調和した健康的で、さわやかな、多くの市民が利用できる開かれた施設を目指します。 大林組グループは、岡山市が提示した施設仕様及び運営仕様を基に、当事業を、利用者が受動的な姿勢で健康を保持するのではなく、より積極的に身体運動を行うことで健康の保持・増進を図ることができる場を提供する事業であると位置づけました。従来、こうした周辺住民への還元施設は、施設の目新しさや物珍しさによる集客力に依存したプールや温浴施設を整備するに留まり、利用者毎のニーズに合わせたサービス(ソフト)が十分に提供されていないという課題がありました。そこで、大林組グループは、岡山市の要求するプログラムの提供にとどまらず、利用者毎のニーズに合わせた数多くの魅力的なプログラムや無理なく継続利用ができる総合利用料(月額)をメインとした運営システム等の充実したサービス(ソフト)を合わせて提供する提案を行いました。 施設がオープンし多くの利用者で賑わうようになれば、そこは地域住民の健康維持・増進の拠点となり同時にコミュニケーションの拠点にもなります。まさしく“官・民・住民のコラボレーション(共生)”ともいうべき本来公共施設があるべき姿の具現化であり、公共施設整備の新しい流れとして今後のスタンダードになって行くことが確実視されています。また、今回の岡山市の事業は、公共と民間の双方による的確なリスクマネジメントやそれぞれの分野の高度な専門技術を用いた完成度の高い事業スキームなど、BOT方式によるPFI事業のモデルにもなり得る、注目度の高いプロジェクトです。 大林組グループの提案の特長は、次のとおりです。
以上
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■この件に関するお問い合わせ先 大林組 東京本社 広報室企画課 東京都港区港南2-15-2 品川インターシティB棟 お問い合わせフォーム プレスリリースに記載している情報は発表時のものです。 |
PFI第2弾!
当新田環境センター余熱利用施設整備・運営PFI事業、特定事業契約を締結
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