安全衛生水準の一層の向上を目指します!

労働安全衛生マネジメントシステムに対応した作業標準書を整備

プレスリリース

大林組は、工種毎に作業の手順とそれに伴う安全上の対策をまとめた従来からある作業標準書を、2000年4月1日から運用している労働安全衛生マネジメントシステム(OHSMS)に対応させ、整備しました。より実践的なリスクアセスメントを行い、現場毎の特性を安全衛生管理に詳細に反映させ、協力会社の自主的な安全衛生管理活動を支援向上することで、労働災害の撲滅を目指します。

大林組では、2000年4月1日から、新たに作成した「労働安全衛生マニュアル」や15種類の要領書と、蓄積された危険・有害要因に関する情報を再構築した「危険・有害要因データベース」を全社的に用い、OHSMSを運用しています。

大林組の作業標準書は、工種毎に作業の手順とそれに伴う安全上の対策をまとめたものです。協力会社は、労働災害を回避し、安全に作業を進めるために、作業標準書をベースに、現場の特性にあわせて、作業の手順と作業毎の危険・有害要因を除去・低減するための対策を記載した作業手順書を作成したうえで、作業を進めます。

新しい作業標準書は、安全衛生水準を更に向上させることを目的に、OHSMSの基本的考え方である「危険・有害要因の特定とそれを除去・低減すること」に則って見直し、作業毎に危険の評価を行い、作業の内容と危険・有害要因、危険の大きさ、災害発生の頻度、その対策(除去、低減策)を分かり易く一覧表にまとめています。また、危険が大きい作業や過去に発生の頻度が高い作業については、イラストを付して分かり易く解説しています。今回、作業標準書は、冊子(7冊)の他にCD-ROMでも作成しました。協力会社は、CD-ROMを利用して、各工事現場に対応した、危険・有害要因とその対策を詳細に網羅した作業手順書を容易に作成することができます。

今回整備した作業標準書の特長は次のとおりです。
  1. より実践的なリスクアセスメントを実施します
    作業標準書は、過去10年を超える労働災害での危険・有害要因や社内パトロールでの指摘事項などの諸情報をまとめた「危険・有害要因データベース」を基に作成されています。そのため、現場の特性に合わせ、作業毎に詳細な危険予知を行うことができ、対策を立てることができます。

  2. 分かり易い作業手順書を作成できます
    作業の手順と安全のポイント(危険の除去、低減策)を危険・有害要因と対比させ、作業の流れに準じて作業手順書を作成することができるので、誰でも分かりやすい作業手順書を作成することができます。

  3. 作業手順書作成の省力化が図れます
    CD-ROM版を使用することで、作業標準書を基に容易に作業手順書を作成することができ、省力化が図れます。

今後は、今回整備した作業標準書を用い、より一層の安全衛生水準の向上を目指します。

作業標準

以上

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大林組 東京本社 広報室企画課
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