大林グループの子会社である(株)内外テクノス(本社:大阪府大東市、社長:小西壽一)は、デザイン性、加工性に優れた内・外装建材「アルセライト」の製造・販売・施工事業を強化します。東洋アルミニウムと杉谷金属工業が行っていた製造を、(株)ナイガイ建材(大林組100%子会社、本社:埼玉県入間郡、社長:須田厚)へ移すことで、一貫した体制によるコストダウンを図り、グリーン購入法施行後の引き合い増加に対応していきます。 「アルセライト」は、再生アルミニウム(比重約2.7)と、廃ガラスから作られたガラスバルーン(Gライト、比重約0.4)からなるリサイクル建材です。比重の異なる2種類の材料だけでできているので、溶融炉で加熱することで瞬時にアルミニウムとガラスバルーンに分離でき、再びアルセライトを製造することができる100%再循環可能なリサイクル建材です。 「アルセライト」の比重は、アルミの約半分で、独特の金属感を持つデザイン性の高い建材です。また、一般の大工道具で簡単に加工ができるため、壁や床、天井だけでなく、家具や建具等の化粧材としても多く利用されており、集客を必要とする商業施設や公共建築などで多くの施工実績があります。 これまで、製造は東洋アルミニウムと杉谷金属工業が行い、内・外装材の販売・施工を内外テクノスが行ってきましたが、2001年4月のグリーン購入法施行以降、高い意匠性を持つリサイクル建材として販売が拡大し、施工実績が増加しつつあることから、製造・販売・施工を大林グループ内で一貫して手がけ、事業体制も一新することで、さらに積極的に事業展開を図ることといたしました。 「アルセライト」の特長は次のとおりです。
「アルセライト」は、従来、比重の異なる物質を均等に混ぜ合わせることが非常に困難であったものを、独自の製造方法で、比重の異なる物質を体積比でほぼ均等に混ぜ合わせることができます(例:アルミニウム=2.7、ガラスバルーン=0.4、アルセライト=1.5)。この製造技術を使い、建材以外の新たな用途として工業材料などへの利用が一部で始められています。アルミニウムと様々な素材を混ぜ合わせることにより、これまでにない新しい性能を持った「新素材」を作り出す可能性を多く秘めています。 今後は、大林組の技術研究所と共同で、「新素材」として工業材料等他の用途への適用範囲を広める研究を、積極的に進めていきます。 以上
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■この件に関するお問い合わせ先 大林組 東京本社 広報室企画課 東京都港区港南2-15-2 品川インターシティB棟 お問い合わせフォーム プレスリリースに記載している情報は発表時のものです。 |
デザイン性、強度、加工性に優れた内・外装建材「アルセライト」がさらに利用し易くなります
グリーン購入法に適合した100%リサイクルのエコマーク認定商品
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